最高!


『バーフバリ 王の凱旋』
貧しい民家に育ったシヴドゥは、自分がマヒシュマティ王国の伝説の英雄・バーフバリの息子だということを知る。
父の家臣であるカッタッパから、父が裏切りにより命を落とし、赤子の自分だけが逃がされたことを教えられたシヴドゥ。
かつて父は、蛮族カーラケーヤとの戦いに勝利した時に大きく貢献し、国母であるシヴァガミから、王位継承者として認められた。
そんな父バーフバリを陥れたのは、共に王位を競い、彼が最も信頼を置いていた、従兄弟であるバラーラデーヴァだった‥‥。

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前作「バーフバリ 伝説誕生」に引き続き、監督・脚本はS.S.ラージャマウリ。
三代に渡る「バーフバリ」を演じるのはプラバース。

いや~、失敗した!
続編やと知らずに、これから観てしまいました‥‥。
でも、頭にダイジェストでの解説がありましたし、大きな問題はなかったですけどね。

いや~、最高でした。
いや~、最高でした。
打ち間違いではなく、おのずと2回書きました。

インド映画の凄いところは、他の国にマネできないところで。
やりすぎな演出や、大げさすぎるド派手なアクションも、笑って許せちゃうんですよ。
それくらい世界観が確立していて、堂々としていると言うか。

同じことを他の国が、その国のキャストを使って作っても、ここまで突き抜けたものにならないでしょうね。
逆にチープになってしまいそう。

ストーリーの軸は、親子ゲンカ・兄弟ゲンカからの殺し合いという
昔の神話とか王室話とかでありがちなやつなのですが。
それぞれの感情の揺らぎが、それぞれの演者さんの迫真のお芝居によって、ものすごく深みのあるものになっておりました。

しっかりしてるんですよね。ストーリーが。
ビジュアルの派手さだけではなく、人間ドラマが骨太で、見応えがあって。
特に、絶対君主的存在である国母シヴァガミに、真っ向から意見する、バーフバリの嫁デーヴァセーナ。
この女同士の迫力のやり取りは、その後の展開へのドキドキとワクワクを、さらに増し増しにしてくれました。

約2時間半ある、最近では長い部類の映画なんですが
親子孫3代に渡る愛憎がたっぷり詰まっていて、あっという間で。
見終わった後、ちょっとグッタリしてしまいました。
ただ、固有名詞を覚えるのは大変ですから、覚悟しなはれや。笑

全然関係ないですけど、もし漫画「キングダム」を実写化するなら、インドに、この監督にやってもらいたいなあ
と、ふと思いました。


☆個人的見どころ
 ・とにかく強すぎるバーフバリ
 ・嫁vs姑
 ・翔ぶ船