実話!


『オレの獲物はビンラディン』
コロラド州の郊外に住むゲイリー・フォークナー(ニコラス・ケイジ)。
彼は、テロの首謀者であるビン・ラディンが捕まらないことに、日々いらだっていた。
ある日ゲイリーは、ビンラディンを捕獲せよとの神からの啓示を受ける。
日本刀とヨットを購入したゲイリーは、さっそくビンラディンが潜んでいるとされるパキスタンへ出航するが‥‥。

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2010年に、パキスタン当局に拘束されたおっさんの実話ですって。
監督は「ディクテーター」や「ブルーノ」の、ラリー・チャールズ。
どうやらキワキワのコメディが好きな監督さんなんですな。

正直言って、やべぇやつなんですよ。ゲイリーおじさん。
ビンラディンが憎すぎて、いろんなところから、神の啓示を受けてしまって。
ただ、それって他人には分からないんですよね。事実かどうか。
本当に啓示なのかもしれませんし。

でも、この映画を観てる限りでは‥‥

やべぇやつかなと。笑
なので正直、コメディなんですけど、僕は笑いにくかったです。

難しいのが、恋人やその娘に対する姿勢は、いたって紳士なんですよね。
口は悪いですが、正直で差別がなく、思いやりがあって。
だからこそ、啓示だどうのと言い出すのが、どうにも信じがたいというか、繋がらないというか。

まあそれは良いとしても、このゲイリーのキャラが、早口で大声でずーっとしゃべり続ける感じで。
相手の意見にもかぶせて、ずーっと。
僕、苦手なんです。
こういう人を観てると、頭がおかしくなりそうになるんです。
実在の人がモデルでいるということは、ニコラス・ケイジ兄貴は、マネてるんでしょうけど。

ゲイリーの恋人役の、ウェンディ・マクレンドン=コーヴィは美人さんでしたよ。
熟女の魅力。
途中から、彼女が出る部分を楽しみに観てました。

2017年の映画おさめだったのですが、かなりクセの強めの作品を選んでしまいました。
好きな人は好きなんでしょうけどね。

さあ、来年も観ますで。


☆個人的見どころ
 ・楽しそうなニコラス・ケイジ
 ・vs空港係員
 ・本物のゲイリーの映像