臨死実験の副作用?


『フラットライナーズ』
研修医のコートニー(エレン・ペイジ)は、人は死んだらどうなるのかを、常に考えていた。
ある日彼女は、仲間たちを集めて臨死実験をやってみることに。
それは、彼女自身の心臓を止め、1分後に仲間たちに蘇生してもらうというものだった。
実験の後、無事に生還したコートニーは、一度しか読んだことのない医学書を完璧に覚えていたり、驚異的な頭脳の冴えを見せる。
それを見た仲間たちは、自分も実験台になると次々に臨死実験を受けるが‥‥。

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監督は「デッドマン・ダウン」などの、ニールス・アルデン・オプレヴ。
90年にアメリカで、キーファー・サザーランド主演で作られた映画のリメイクなんですって。
なんとジュリア・ロバーツやケビン・ベーコンも出ていたとか。凄い。

臨死体験をすると脳が覚醒するっちゅうのは、面白いですね。
カミナリに撃たれた人が超能力に目覚めたりとか、その手の都市伝説的オカルトは大好きなんで。

しかしそれには副作用が。
脳にかなりの負荷をかけてしまうせいか
蘇生後の生活で「見えてはいけないもの」が見えるようになってしまうのです。
怖い!

それが、脳の覚醒により、霊的なものが見えるようになったのか
脳が何たらかなって、自分で錯覚を作り出しているのか
霊界に踏み入れてしまったがための、お迎えなのか

と、いろんなことを予想しながら、ワクワク観ていたのですが。

もちろんネタ明かしはあったわけですけど
なんかこう、腑に落ちませんで。
その理由では、いろんな現象の説明がつかないと言うか。

こういう謎めいたホラーは、やはり「理由」が大事ですよね。
何のせいでそうなっているのか。

なので、そこに納得できないと、経過が面白くても、ちと厳しいもんがありますな。


☆個人的見どころ
 ・臨死時の感じ
 ・蘇生後のバカ騒ぎ
 ・怪奇現象の原因