ダニエル・クレイグが腹ボテおじさんに!


『ローガン・ラッキー』
古傷により片足が不自由で、家族も仕事も失ってしまったジミー・ローガン(チャニング・テイタム)。
元軍人で片腕を失った弟のクライド(アダム・ドライバー)、カーマニアの妹メリー(ライリー・キーオ)を誘い、一発逆転の犯罪計画を立てる。
なんと、大規模なカーレース「NASCAR」が開催されるサーキットの巨大金庫から、大金を奪おうと言うのだ。
ジミーはまず、爆破のプロで服役中のジョー(ダニエル・クレイグ)を誘い、計画を説明。
その計画とは、ジョーを一時的に脱獄させて金庫を爆破し、再び彼を刑務所に戻すという大胆なものだったが‥‥。

---------------

監督は「オーシャンズ」シリーズのスティーブン・ソダーバーグ。

犯罪のスペシャリストが集まり、巨大金庫破りに挑む「オーシャンズ11」。
そのセルフパロディ?的な
おバカ版であり田舎版であるのがこの作品。

雑に個性的な面々で、成功の確率はほぼゼロに近く
ジミーは頭を抱えながら奔走するのですが
そのコミカルさからの、作戦の緻密さが見事で。

とはいえ、もちろん全てがスムーズに行くわけもなく。
決行中もトラブル頻発。

悪い意味で鍵を握るのは、ジョーのバカ弟2人。
往年のいかりや長介さんと仲本工事さんのバカ兄弟の、まさにスラム版。笑
その2人と根暗なクライドが、この映画のお笑い担当で。
何度も声を押し殺して笑ってしまいました。

壮大かつ緻密な作戦は、少しのミスも許されず。
なおかつジミーは、ジョーたちの裏切りにも目を光らせねばならないのです。大変!
果たしてハッピーエンドを迎えることができるのでしょうか?

すごく偉そうなことを言っちゃうと
雑さが楽しい映画なのに、まとまり方があまりにも美しすぎたかなと。

すごく楽しい映画でしたが、どこかモヤッとしたもんがあった方が良かったのかもと。思いました。


☆個人的見どころ
 ・成功するか否か
 ・バカ兄弟
 ・カントリーロード