実話!


『バリー・シール アメリカをはめた男』
民間航空会社のパイロットであるバリー・シール(トム・クルーズ)。
ある日、CIAにスカウトされ、テロリストの隠れ家の航空写真を撮る、偵察機のパイロットに。
ミッションを遂行する中、偶然麻薬組織と接触したバリー。
彼らから麻薬の運び屋を頼まれたバリーは、才能を発揮して荒稼ぎ。
さらには新たな密輸ビジネスもはじめ、バリーは瞬く間に億万長者に‥‥。

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「ボーン」シリーズや、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」などのダグ・リーマン。

トム様、また若返ったんちゃうやろか?
と思わせる爽やかさ。
なんかこう、人工的なものを感じさせない若々しさ(そりゃ実物も映像も、いろいろやってるかもですけど)がありましたね。

そんなトム様と言えば、ここ数年は体を張ったアクションが何かと話題でしたが
今作は控えめ。
切れ者の役が多かったイメージとも真逆で
要領はいいけど、行き当たりばったりで欲に溺れる、ちょいとマヌケ男役。

ネットもない、携帯電話すら普及してない時代だからこその話ですね。
いろんな国や軍隊を手玉に取って荒稼ぎ。
お金を隠す場所に困るとか、バカバカしくも可笑しいエピソードの連発に、つい笑ってしまいました。

映画自体のテンポもすごく良かったですし
コミカルながら、実は命懸けのことをしているという緊張感があって、ドキドキしたんですけど。

でもなんでしょうね、トム様がそういう役をやってもいいと思うんですが
やはりどこか物足りずで。

あと、サブタイトルが良くなかったですね。
「アメリカをはめた」と言うより、「はめられた」感が強かったので。
もちろんはめた部分もあったんですけど
良いように利用されて、振り回されて‥‥の印象の方が、全然強かったです。

個人的にはやっぱり、トム様にはお尻じゃなく、きわきわのアクションを見せて欲しいっすな。
もちろん大ケガしない程度に!
(かすり傷くらいは我慢してもらう)


☆個人的見どころ
 ・金の余りっぷり
 ・嫁のバカ弟
 ・アメリカにはめられた男