乃木坂46!


『あさひなぐ』
二ツ坂高校に入学した東島旭(西野七瀬)。
中学まで美術部員だったが、部活紹介のなぎなた部に惹かれて入部。
全国レベルの実力を持つ先輩・宮路真春(白石麻衣)を中心に、連日厳しい練習に明け暮れる。
そして迎えた地区予選。
二ツ坂高校は順調に勝ち上がり‥‥。

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監督は「ヒロイン失格」「トリガール」などの英勉さん。
こざき亜衣さんのマンガが原作です。
生田絵梨花さん、桜井玲香さん、松村沙友理さん、伊藤万理華さん、斉藤優里さんなどなど。
主要キャストは、ほぼほぼ乃木坂46のメンバーとなっております。

いわゆるアイドル映画の範疇なのかと思っていたら
いや~、ちゃんとしてましたね。
って言うと、失礼な言い方になっちゃいますけど。

ストレートなストーリーの、青春スポ根映画を一生懸命やっている感じが眩しくて。
「なぎなた」という武道の持つ、凛としたイメージと、乃木坂46というグループのイメージが、凄く合っていたのも良かったポイントではないかと。

僕はそんなにグループの皆さんのことを詳しく知っているわけではないですが
女の園での競い合い、挫折、友情、努力。
なにかこう、アイドルグループ内の生存競争と、リンクするところがあるのかなと思ったり。
等身大の自分たちだからこそ、役やお芝居もナチュラルに入れたのかもですね。

主人公の旭に、何か薙刀をやる上で有利な才能とか秘めていたのであれば、さらに説得力があったのでは。
ただ小柄な子が、努力だけで強くなるというのは、さすがにアレかなと。

正直ちょっと、作り手側に遠慮が見えた部分も。
そりゃあ今をときめく乃木坂ともなると、いろんな大人の意見が入って来そうなことも、想像に難くないですけどね。
でも、もっと泥臭いところも見たかったです。

体育の授業でやりましたけど、剣道の面とか小手とか、半端なくクセェですから。
いや、そこを表せというわけではなく、どこをとってもかわいらしく、どのシーンも良い匂いがしそうだったので。

「アイドルにそこまでやらすんかい」みたいな部分まで掘れれば、さらに引き込まれたかなと。僕は思いました。
きっとそれに応えてくれるキャストの皆さんですしね。


☆個人的見どころ
 ・吹き替えなしのなぎなた
 ・挫折・努力・友情
 ・むかつくけど笑っちゃう小坊主