妻夫木聡×水原希子!


『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』
シンガーソングライター・奥田民生に憧れる、雑誌編集者のコーロキ(妻夫木聡)。
ライフスタイル雑誌に異動になるが、オシャレさに慣れず奮闘する毎日。
ある日、仕事で出会った天海あかり(水原希子)に一目惚れ。
2人は付き合うことになるが、あかりの奔放な振るまいに、コーロキはすっかりペースを見失い‥‥。

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「モテキ」「バクマン。」などの、大根仁監督です。
渋谷直角さんのコミックが原作だそうで。
松尾スズキさん、リリー・フランキーさん、新井浩文さん、安藤サクラさんなどなど、キャストも個性派揃い。

いや~、インパクトのあるタイトルですね。
めちゃくちゃ良いと思います。
僕の勝手な意見ですが、インパクトのあるタイトルって、時に作品のハードルを上げることもあるのかなと。

正直なところ、今まで水原希子さんのこと、お芝居が上手というイメージは、あまりなかったのですが。
この映画の天海あかり役は、これでもかというハマり役で。

顔良しスタイル良し。
なのに取っつきやすくて、天真爛漫で。
「あれ?この人、俺のこと好きなのかな?」と思わせるような。
会う男すべてを虜にして。

反面、男を悪気なく、ナチュラルに手玉にとり
都合が悪くなったら逆ギレ・泣き顔でしのぐという
モデル系ルックス抜群の女性特有の性格の悪さ(完全な偏見)が、これでもかとにじみ出ていて。
完璧でしたね。水原希子さんの天海あかり役。
やたらエロかったし。笑

一方のコーロキ君。
二枚目の妻夫木さんですが、コミカルな三枚目もハマるんですよね。
しまりのない顔、ぼさぼさ頭、だらしない服装、気持ち悪いキス顔。笑
そしてまんまと、あかりのような小悪魔に振り回されるという。

その「まんまと感」は面白かったんですけど。
気になるのは、「奥田民生感」で。
僕はコアな奥田民生ファンではないですが、世代ですし、好きですし。と、そんな具合ですが。

そんな僕ですら、民生さんの上辺だけをなぞってるような感じがして。
なんだかそこが、すごく気になってしまいました。

このタイトルだから惹き付けられたというのはありますけど
このタイトルによって上がったハードルを、越えられなかったのかなと。
僕は感じました。
原作はどんな感じなのだろう。気になるなあ。


☆個人的見どころ
 ・エロ原希子(良い意味ですよ)
 ・vs元彼
 ・愛のために