土屋太鳳さん!


『トリガール!』
一浪して理系の大学に入学したものの、独特のオタクのりに戸惑う鳥山ゆきな(土屋太鳳)。
数少ない女学生の和美(池田エライザ)に誘われ、人力飛行サークルに見学に。
そこで、爽やか系の先輩・高橋圭(高杉真宙)に惹かれて入会したゆきなは、脚力の強さを発揮してパイロット候補に。
しかし、もう一人のパイロット候補であるヤンキー系の先輩・坂場(間宮祥太朗)と、初対面から衝突してしまう。
さらに、自分が高橋にいいように利用されたと誤解したゆきなは、早くも練習をさぼるようになり‥‥。

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土屋太鳳さんが主演の最新作ですよ。
監督は、「ヒロイン失格」「貞子3D」などの英勉さん。
言わずと知れた「鳥人間コンテスト」を目指す学生たちの、熱い日々を描いた青春映画です。

僕が子供の頃に見てた時は、いかにも手作りっぽいグライダーの人とかいっぱい出てて
どちらかと言うと、面白要素が強く、たまに長距離飛ぶ人が出ると「おお~!」となる番組だったんですが。

いつからか理系の大学などが緻密に計算して本気で競い、飛距離数千mは当たり前。
いわば、理系の甲子園的な要素が強くなりましたね。

なので、それこそ知と体力の熱血スポーツ映画なのかと思いきや
キャラ設定と演出が、あまりにもマンガチックで。

特に、ゆきなと坂場の、ところかまわずの怒鳴り合いのシーン。
実際にあると警察沙汰レベルの。
それが1シーンとかならまだしも、頻繁に出てきて。
そもそも僕が苦手なのもあるんですけど、ちょっと疲れてしまいました。

いや、マンガチックな演出が嫌いなわけではないんですよ。
「鳥人間コンテスト」という、リアルに存在し、素で感動要素が含まれる大会が舞台ですから。
それをマンガっぽく描くことで、リアリティが半減していた気がしたので。

ストーリー的にも、パイロット争いのことばかりで。
例えば他校の強豪とか、機体作りの大変さとかは、全くと言っていいほど描かれておらず。
よく鳥人間コンテストで見るような
「機体に関わった、全ての人の想いを乗せて」
な感じを、僕はもっと感じたかったです。

土屋太鳳さんは、元気丸出しで勝ち気な、ゆきなのキャラにぴったりでしたけどね。
そもそも体育大学生という、健康的なイメージと合ってますし。
おしとやか系の役より、個人的にこういった役の方が好きっす。

なんやかんや書きましたけど
土屋太鳳さんからは、いつも元気をもらってしまうなあ。
うちの息子の嫁に来てくれへんかな。まだ1才やけど。


☆個人的見どころ
 ・元気娘役・土屋太鳳さん
 ・いるのか轟二郎さん
 ・ナダル