シリーズ第5弾!


『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突ルウム会戦』
宇宙世紀0079年。
地球連邦軍とジオン公国の争いは激化。
シャア・アズナブルは、戦場で名を挙げ、ジオンのエースパイロットに。
ジオン公国のギレン・ザビは、戦争の早期決着を画策。
地球にスペース・コロニーを落とす「ブリティッシュ作戦」を実行する‥‥。

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ついに第5話ですよ。
監督はもちろん安彦良和さん。
「ファースト・ガンダム」へと続いていく、キャスバル=シャアを中心とした物語です。

今回の見所は、なんと言っても「コロニー落とし」ですね。
ジオン軍が行った、ブリティッシュ作戦。
結果的に地球の人口の半分を失い、戦争の早期決着どころか、激化を招いた悪魔の作戦です。

何が凄いって、「ファースト・ガンダム」では、オープニングで、簡単なナレーションでチラッと触れるだけなんですよね。
僕も、子供ながらに「ふーん」としか思わなかったですし。

でも、えげつないことなんですよ。
実際にあったどの大虐殺よりも、死者数が4ケタ5ケタ違うわけですから。フィクションとはいえ。
その大虐殺作戦を、今回は克明に描いていて。
架空の、アニメの物語とはいえ、心が痛かったです。

それを、子供が見るアニメの、本編のフリに使うって。しかも40年近く前に。
何て酷い!笑
当時の子供向けアニメと、一線を画していたのは、こういう部分ですね。

そして改めて思うのは
どれだけ緻密に、物語のバックボーンを作り込んであったか。ってことです。
本当に、凄いアニメですよ。「機動戦士ガンダム」。

シャア役の池田秀一さん、アムロ役の古谷徹さん、ギレン役の銀河万丈さんなど
主要キャストが、ほとんど皆さんまだ現役でやってらっしゃったというのも、すごく大きいですね。
あの時に知れなかったエピソードを
あの時の声で、今知ることができるんですから。
そりゃあファンは震えますよ。

さて、次の第6話で一区切りだそうです。
6話はもちろん、その先も観たい!


☆個人的見どころ
 ・悪魔の所業・コロニー落とし
 ・キャスバルとアルテイシア
 ・ハモンさん!