スパイダーマン!


『スパイダーマン:ホームカミング』
15才の高校生ピーター・パーカー(トム・ホランド)は、スパイダーマンの力を使い、正義の味方きどりで町をパトロールしていた。
アイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、彼を一人前に育てようと忠告を繰り返す。
ある日、宇宙人たちが戦いで残した残骸を使い、兵器を作って売買する組織を見つけたピーター。
トニーの忠告を聞かず、単身で解決しようとするが、逆に大問題を起こしてしまい‥‥。

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「アベンジャーズ」シリーズの最新作ですよ。
今回の主役は、「シビル・ウォー」にも登場したバージョンのスパイダーマン。
監督はジョン・ワッツ。

21世紀に入ってから、サム・ライミ監督シリーズと、「アメイジング~」のシリーズがあって、3度目の映画化ですね。スパイダーマン。

でも今回は、前の2つと違って。
あくまでも、「アベンジャーズ(に憧れている)の一員」という立ち位置ですから。

正直、映画としては面白かったですけど
想いとしては複雑で。

僕の中での「スパイダーマン」は、「スーパーマン」「バットマン」と並ぶ、三大アメコミヒーローですから。
スパイダーマンにはスパイダーマンの、ストーリーがありますからね。
それが、この映画によって、完全に「アベンジャーズの、しかもサブキャラの一員」になってしまったわけですから。

それを横に置いといたとしたら、面白かったですけどね。

ピーターは今風の、ちょっとオタクで、ヒーローに憧れる子供っぽい一面もある高校生で。
スパイダーマンの力を、うまく使いこなせず。
調子に乗ってはヘマをやらかし。

そんなヘタレなスパイダーマンを、最初は引き気味に観ていたのですが
(元々ピーター・パーカーはオタクキャラなのですが、このピーターは、オタクと言うよりヘタレ)
いつしかその成長っぷりを、手に汗握って見守っておりました。

今回の敵は、マイケル・キートン。
かつてのバットマンが、時を経てスパイダーマンの敵役とは。笑
しかし、ついこの前に観た「ファウンダー」でもそうでしたが
ま~不敵な笑いが憎々しくも最高なのです。敵役として。

ちょいちょいアイアンマン=トニー・スタークを放り込んでくる分量も良い感じで。
「スパイダーマン」としては、何か違うなと思いましたけど
「アベンジャーズの一員のスパイダーマン」としては、とても楽しかったです。

さて、これからアベンジャーズのストーリーに、どうやって絡んで行くのでしょうか。
ってか、あっちはバケモノクラスの強さを誇るヒーローばかりですから。
どうやって太刀打ちして行くんですかね?期待!


☆個人的見どころ
 ・ピーターの成長
 ・不敵なマイケル・キートン
 ・デス・スター