逆輸入!


『パワーレンジャー』
紀元前。地球は、ある5人の戦士によって滅亡の危機を免れた。
そして現代。田舎町「エンジェル・グローブ」で暮らす、高校生のジェイソンたち。
ある日、導かれるように採石場に集まった5人は、不思議なメダルを手にする。
それにより人間ばなれしたパワーを手に入れた彼らは、かつてパワーレンジャーだったゾードンに導かれ秘密基地へ。
5人にはゾードンから、地球を滅ぼすために復活した悪の戦士リタ・レパルサの陰謀を止める使命が与えられる‥‥。

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日本の少年たちは、誰もが一度はお世話になる「スーパー戦隊」シリーズ。
それがハリウッドの映像技術を駆使してリブートされ、日本に逆輸入されたのがこの映画です。
監督はディーン・イズラライト。
なんと32才!

やっぱり映像の迫力が凄いっすね。
さすがハリウッドパワー。

そもそも僕なんかは「秘密戦隊ゴレンジャー」や「ジャッカー電撃隊」など、初期の初期の時代に見ていた世代なんで
最近の戦隊シリーズをたまに見かけると、その凝った映像の演出に驚くばかりなんですが
これはまた、ケタが違いました。笑

でもやっぱり、戦隊ヒーローは子供向けのもので。
(大人のファンも多いのは知ってますけど)
ハリウッドリメイクされたからと言って、大人向けに転身するわけではないのですね。
ストーリー自体も、戦隊ヒーローとしてはオーソドックスなパターンを集めたような造りで。

5人のチョイス的なものも、「偶然居合わせた」みたいな感じだったので
僕としては、もっとベタに攻めてもらって
「かつての戦士の生まれかわり」だの、「実は本人も知らなかったけど宇宙人」だのと作り上げて欲しかったです。

とは言いつつも、やっぱりメカだのロボだの変身だのには
男の子の血が騒ぎ、楽しんじゃったんですけどね。

自分の中で「パシフィック・リム」ばりの高揚感を勝手に期待してしまっていたので
さすがにあれには及ばなかったです。


☆個人的見どころ
 ・ハリウッドの映像で見る戦隊ヒーロー
 ・アルファ5
 ・ロボ出た!