実写映画化!


『東京喰種 トーキョーグール』
大学生のカネキ(窪田正孝)は、以前から気になっていたリゼ(蒼井優)をデートに誘うことに成功。
しかしリゼは、東京を震え上がらせている、人間を食糧とする人種「喰種(グール)」の一人だった。
カネキが食べられそうになる直前、偶然の事故でリゼが死亡し、瀕死のケガを負っていたカネキは、病院でリゼの臓器を移植される。
そのせいでカネキは半喰種化してしまい、普通の人間の食事を全く受け付けない体に。
戸惑うカネキに手をさしのべたのは、喰種たちが集う喫茶店「あんていく」のマスター(村井國夫)やトーカ(清水富美加)たちだった‥‥。

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監督は萩原健太郎さん。
石田スイさんの大ヒット漫画の実写映画化です。

僕は漫画の原作が好きなんですけど
そのイメージが、かなりきっちりと映像化されておりました。
いや~、期待以上に良かった!

キャストの皆さんを、原作のイメージにそっくりな方をチョイスされていて。
大泉洋さんの真戸捜査官はかなり意外でしたが、あのドSでサイコな感じを、完璧に成りきって演じておられました。

東京喰種の魅力はやはり
人間には人間の
グールにはグールの理屈と正義があって
双方の中にまた、いろんな考えを持つ人がいて
各々がこの世界の中で、いろんなものを背負って生きているというのが
とても上手く描かれているところだと思っているのですが。
そこもおろそかにならず、きっちり表現されておりました。

グール特有の器官「赫子(かぐね)」
そして、グール捜査官の持つ「クインケ」。
この表現がどうなるのか、そこも注目してたんですけど
CGの限界もあるとは思いますが、もう少しリアルさが欲しかったのが、正直なところです。
めちゃくちゃ気になるとかではなかったんですけど。

話の区切りのしては、ちょうど良いところでしたが
僕はもう少し先まで観たかったです。
高校の制服で捜査本部に乗り込むところと
カネキが人間の食べ物をめっちゃ例えるところがカットになってたのは、少し残念。

続編あるのかな?
ぜひともやって欲しいです。

勿体ないのは、やはり清水富美加さんですね。
何より見た目がトーカちゃんにぴったりですし
カネキに対して上から目線なところや
身軽さを武器に戦うアクションのキレも素晴らしかったのに
恐らくきっと、次作には出演しないでしょうから。
ああ‥‥。


☆個人的見どころ
 ・東京喰種の世界
 ・キレてるよ真戸さん!
 ・トーカちゃん過ぎるトーカちゃん