トム様!


『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』
中東で、古代エジプトの文字が刻まれた石棺が発見される。
アメリカ軍関係者のニック(トム・クルーズ)や考古学者のジェニー(アナベル・ウォーリ)たちは、調査のため石棺を空路でイギリスへ。
しかし、飛行中にアクシデントに見舞われ、ニックたちもろとも石棺はロンドン郊外に墜落。
乗員全員死亡かと思われたが、奇跡的にニックはほぼ無傷で生還。
実は石棺の中は、悪魔と契約したが封印された王女で、ニックは彼女を復活させるために選ばれたのだった‥‥。

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監督は、主に脚本家として活躍しているアレックス・カーツマン。
砂漠の王女アマネット役は、ソフィア・ブテラ。
渋すぎるでお馴染みラッセル・クロウも出てますよ。

1932年の映画「ミイラ再生」のリメイクなんですって。
道理で題材が古典っぽいなと。

ここ数年のトム様の映画は、僕の中では当たりの連発で
今回もハードルが上がっちゃってたのですが
個人的には、若干物足らずでした。
トム様の体を張ったアクションは、相変わらずの迫力だったんですが。

やっぱり敵の存在感ですかね。砂漠の王女。
見た目の禍禍しさや、醸し出す悪のオーラにはゾクゾクしたんですけど。

ビルや建物を粉々のサラッサラにするパワーを持ってるくせに
意外と物理攻撃(固いもんで殴ったり)とかでも怯んだり。
王女がパワーを取り戻すと、どれだけやばいかが、いまいち伝わって来なかったので。

分かりやすく言うと
「は~!もうダメだ~!」
と、顔を手で覆って、指の隙間から様子を伺う乙女のようになりたかったのです。

何なら、謎の男ラッセル・クロウの方が、かなりヤバそうでカッコ良かったですよ。
もっと物語全般に絡んで欲しかったなあ。

何やらこれは、古典のスリラーをリメイクするシリーズ物らしく
「透明人間」をジョニー・デップが
「フランケン・シュタイン」をハビエル・バルデムがやるんですって。
うう‥‥気になる‥‥。


☆個人的見どころ
 ・迫力のラッセル・クロウ!
 ・引き続き体を張るトム様
 ・まさかの結末