実写化!


『銀魂』
江戸末期。宇宙から来た天人(アマント)が台頭し、侍は衰退。
坂田銀時(小栗旬)は、廃れた剣術道場の息子・志村新八(菅田将暉)と夜兎族の少女・神楽(橋本環奈)と、万事屋を営んでいた。
ある夜、江戸で、妖刀を使った辻斬りが横行。
銀時は旧友・桂小太郎(岡田将生)も凶刃に倒れ行方不明に‥‥。

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ジャンプで連載中の人気コミックの実写化です。
監督は「俺はまだ本気出してないだけ」などの福田雄一さん。
上記の他にも、中村勘九郎さん、柳楽優弥さん、堂本剛さん、新井浩文さん、長澤まさみさん、佐藤二朗さん、安田顕さん、ムロツヨシさん、菜々緒さん、早見あかりさんなどなど(順不同)。豪華!

人気コミックの実写化なので、賛否両論あるとは思うのですが。
僕はめっちゃ笑いましたよ。
大成功じゃないでしょうか。
遊びまくってましたね。福田監督。

はっきり言っちゃうと、映画でやっちゃダメなことばっかりやっていて。
他マンガ・映画のパクリや
銀さんを演じる小栗旬さん自体をいじりまくったり。
いや、ダメでしょ。笑

特に、ゆるゆるのテーマ曲や、赤いアレや悪魔のアレ、風の谷のアレなんかは、劇場で観てても爆笑が起こってました。
そりゃあね。そこいじるなんて、予想外ですもん。笑

そんなパロディーボケだけでなく、役者さんたちのお芝居でも、きっちり笑いが生まれていて。
特に長澤まさみさんのアレや、橋本環奈さんのアレなどは、普段のギャップもあって爆笑。

ギャップでいうと、近藤勲役の中村勘九郎さん。
え、本当にあの中村さん?
オリラジのあっちゃんじゃなくて?
と、目を疑う程の体の張りっぷり。
笑いの量で言うと、佐藤二朗さんとツートップでした。

ふざけた笑いも含めて、それが許されるのは
原作「銀魂」の世界感を、ちゃんと踏襲してるからなのかなと。
コアなファンの中には、僕とはまた違う考えの方もいらっしゃるでしょうけど。

ふざける時はとことんふざける。
そしてキメるところは、全力でキメる。
そんな、銀魂の魅力が、ちゃんと映画になってたと僕は思います。

でも、そこはやはり好みが分かれるところで。
「バカだな~!」
と笑うのか
「ふざけんなよ」
となるかは、観た人次第。
好みは分かれるでしょうね。

残念だったのは、CGのクオリティの低さで。
そりゃあ資金が潤沢なハリウッド大作と比べるのは野暮ってもんですが
それにしてもちょっと、荒さが目についちゃいました。
邦画だから仕方ないって言うのは、映画ファンとして悔しいところっす。

某レビューサイトでも、評価が分かれているようですが。
僕は期待していた以上に楽しむことができました。


☆個人的見どころ
 ・テーマ曲
 ・お笑いキャラ開眼・中村勘九郎さん
 ・意外なところに山田孝之さん!