伊賀vs織田軍!


『忍びの国』
戦国時代、忍びの国として名を馳せている伊賀の国。
忍びたちは、報酬さえもらえば身内の犠牲もいとわないため、「虎狼の族」と呼ばれていた。
中でも、最も腕がたつと言われているのは無門(大野智)。
しかし無門はあまり働かず、稼ぎの少なさを妻のお国(石原さとみ)に叱責されてばかり。
そんなある日、織田信長の次男・信雄(知念侑李)が、伊賀への侵攻を開始し‥‥。

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原作は、「のぼうの城」などの和田竜さんの小説だそうです。
監督は、「アヒルと鴨のコインロッカー」「ジェネラル・ルージュの凱旋」などの中村義洋さん。
嵐の大野智さんが主演、ヒロインに石原さとみさん。
國村隼さん、きたろうさん、立川談春さん、伊勢谷友介さん、鈴木亮平さんなど、濃い~キャスト。

邦画では久しぶりのアクション大作でした。
というか、「忍者」をテーマにした邦画自体、久しぶりに観たかも。
洋画ではちょいちょいあるんですけどね。
妙な忍者ですけど。笑

正直、大野さんにアクションのイメージがあまりなくて。
その辺はまあ、カット割りやCGでうまくやるのかなと思いきや

もちろんそういうシーンもありましたが
クライマックスのアクションは圧巻!
「ここまでちゃんとやってくれんのか!」
と、変な感動をしながら、手に汗握って見入ってしまいました。

そんなアクションの迫力と裏腹に
お国の尻に敷かれてるヘッポコな感じをはじめ
普段の無門の緩~い感じが
大野さんのお芝居に合っていて。
面白かったですね。ええ。

ただ、「伊賀の忍び」の掟というか存在が、なんだか僕の中で消化しきれなかったんですよ。
「お金が一番」なのは分かるんですけど
じゃあ、お金にならない冒頭の身内争いは何やねん、とか。
「お金より掟が一番」と言うなら、ラストの決戦のバラバラ感はおかしいし。

忍びの掟に疑問を持ち、国を出るのが鈴木亮平さん演じる下山なんですけど
下山が物語のキーマンとして大事な役を果たしていただけに、そこのルールは明確であって欲しかったです。

それはそれとして。
予告編がすごく面白そうだったので
「裏切られたら嫌やな~」
と、妙な警戒心を持って観に行っちゃったんですが
なんのなんの、きっちり面白くて、気持ちよく映画館を出ることができました。


☆個人的見どころ
 ・大野さんのアクション
 ・お国!お国ー!
 ・そして無門は‥‥