新作来たー!


『ワイルド・スピード ICE BREAK』
ドミニク(ヴィン・ディーゼル)の元に、謎のサイバーテロリスト・サイファー(シャーリーズ・セロン)が接近。
するとドミニクは、仲間たちとあるミッションを遂行中に裏切り、姿を消してしまう。
彼らに指令を与えるミスター・ノーバディは、最強の敵となってしまったドミニク奪還のため、ある提案をする。
それは、かつてファミリーを窮地に陥れ、今は刑務所に収監されている、デッカート・ショウ(ジェイソン・ステイサム)と手を組むことだった。
ホブス(ドウェイン・ジョンソン)たちは、もちろんその提案に大反対するが‥‥。

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大人気シリーズの第8作目です。
監督は、「完全なる報復」などのF・ゲイリー・グレイ。

もう最高!本当最高!
4作目の「MAX」から僕はハマりまして
「MEGA MAX」→「EURO MISSION」→「SKY MISSION」と
どんどん作品のボルテージが上がって来て。

「もういい加減、上はないだろう」
と、期待値が上がりまくっている自分を抑えるように
イマイチだった時のがっかり具合を軽減させるように
心構えをしてから試写に臨んだのですが。

軽く越えて来たー!

そんな杞憂など不要でした。
シリーズ最高傑作と、僕は断言しますよ。

「ワイルド・スピード」の新作はやはり、僕の大好きなワイルド・スピードの世界でした。
しかも、ド派手なカーアクションと、スリリングなストーリー、登場人物たちの躍動っぷりと
どれをとっても過去最高で。

全編見どころと言っても過言ではないんですけど
特に僕が興奮したのは、前作で最強の敵だったジェイソン・ステイサムが味方になったことですね。
こんなに心強い味方、他にいます?
正直、ここ数年で観たジェイソン作品の中で、一番にカッコ良かったです。
カッコ良すぎて、なぜか涙が出てしまいました。笑

メインの3人(ヴィン・ディーゼル、ドウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサム)にシビれたのは当たり前なんですけど。
脇のキャストもそれぞれ最高で。

ローマンとテズの、「ずっこけリアクションコンビ」は、相変わらずがんがん笑いを取ってましたし。
レティ(ミシェル・ロドリゲス)は世界一運転姿がカッコ良い女で
ラムジー(ナタリー・エマニュエル)は、とにかくめちゃくちゃ美人!

シリーズ初登場にして最強の敵・サイファー役のシャーリーズ・セロンは、氷のような美しさと冷酷さ。
ヘレン・ミレンは、鍵を握る謎の老女を怪演。
登場人物が多いとごちゃごちゃしちゃうんですけど、ちゃんと整理されてたのが素晴らしい。

過去にも、度肝を抜くようなカーアクションで
巨大金庫を街中で引きずり、世界一のビルから飛び出し、戦車や軍用飛行機と戦ってきたファミリーですが
今回まさか、原子力潜水艦を出してくるとは!笑

予告CMでもガンガン流してるし、ポスターにも載ってるので書いちゃいましたけど
願わくば、原潜のくだりは伏せておいてくれた方が、出てきた時さらに驚けたのになあ。

シリーズに欠かせない存在であった、ブライアン役・ポール・ウォーカーの急死が
(前作「SKY MISSION」撮影中に、プライベートでの自動車事故で)
皮肉なことに、この作品をより深みのある物に。
このシリーズのテーマの一つである「ファミリーの絆」。
それが、より強固でリアルなものに感じられるようになりましたから。

あの悲劇を、なかったことにせず、逆に売りにするようなこともなく
大きな愛をもって作品中に昇華し、彼を弔ってくれたキャストの皆さん・スタッフさんたちに
シリーズのファンとして、心からの感謝の気持ちでいっぱいです。
ラスト、涙なしで観ることはできませんでした。

「ICE BREAK」単体で観ても、十二分に面白いエンターテイメント映画なのですが
このシリーズをより楽しむためには、せめて第6作「EURO MISSION」
できれば4作目「MAX」から観ていただけると、よりこの世界が楽しめると思います。
もちろんお時間のある方は、1作目からぜひ!

さて、全10作で完結ということが発表されているこのシリーズ。
ラストまであと2作!楽しみ過ぎる!

‥‥の前に、この作品が公開されたら、もう1回映画館に行かねば!


☆個人的見どころ
 ・冒頭の路上レースから最後までずっと
 ・最強の味方ジェイソン・ステイサム
 ・名前

(4月28日公開予定)