ダークファンタジー!


『アサシン クリード』
死刑囚のカラム・リンチ(マイケル・ファスベンダー)は、刑が執行されたはずが、目覚めると謎の施設に。
そこで特殊な設備により、遺伝子の奥底にある祖先の記憶を追体験させられる。
彼の祖先は、スペインのテンプル騎士団に立ち向かう、伝説のアサシン(暗殺者)だったのだ。
カラムを拉致したのは、禁じられた秘宝「エデンの林檎」を長きにわたり探し続ける謎の組織。
組織は、カラムの深い記憶をたどり、エデンの林檎のありかに迫ろうとするが‥‥。

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監督は「マクベス」などのジャスティン・カーゼル。
共演は、マリオン・コティヤール、ジェレミー・アイアンズ、シャーロット・ランプリングなど。

なんだか最近のアクションゲームのような設定だと思いきや
世界的ヒットを記録したゲームの映画化だそうです。

中世ヨーロッパのダークな部分を舞台にした映像は、雰囲気抜群。
強大な組織に立ち向かう、少数精鋭のアサシンたちという設定も、燃えますしね。

父と母の、忌まわしい記憶から
主人公の、逃れられぬ運命を思わせる冒頭に、かなり引きつけられたのですが。

アクションシーンがごちゃっとしてる映画が、僕はあまり好きではなくて。
街を縦横無尽に疾走しながら戦うアサシンたちを、手に汗握りながら応援していたのですけど
大事な部分でガチャガチャッとなって次へ‥‥が多かったので。
ちゃんと見せてよ!と。

あと、ストーリーがややこしくて、入り込みにくかったです。
遺伝子の記憶をたどるのは良いとしても
このやり方しかないの?と思ってしまって。

アクション映画に限らず、一映画ファンとして、新しい設定は絶えず欲しているのですが
あまりややこしい風にはして欲しくないという、わがままな私ですんません。

なにより、「結局エデンの林檎って何できる物やねん」という疑問が残り。
「これから続く壮大な物語の序章」みたいなところで終わってしまった感じが、ちょっと残念でした。


☆個人的見どころ
 ・ダーク!
 ・華麗に着地
 ・で、エデンの林檎って…?