散らかり系結婚映画。
 


『マギーズ・プラン -幸せのあとしまつ-』

ニューヨークの大学に勤務するマギー(グレタ・ガーウィグ)は、子供が欲しくて仕方ない。

友人に精子だけもらい、自力で人工授精をしようとまで考えていたある日、文化人類学者のジョン(イーサン・ホーク)と知り合う。

ジョンは妻子持ちだったが、妻のジョーゼット(ジュリアン・ムーア)は家庭をかえりみずに、バリバリ働くタイプの女性だった。

妻に愛想をつかしていたジョンを奪うかたちで、マギーは彼の再婚相手に。

数年後、2人は子供を授かるが、夫婦の仲はすっかり冷え切っていて‥‥。

 

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監督はレベッカ・ミラー。

「恋愛映画」と言うより、「結婚映画」と言う感じでしょうか。

 

とにかく暖かい家庭が作りたいマギー。

大学で講師をしながらも、小説家になる夢を諦めていないジョン。

出世欲が強く、大学教授としてバリバリ働くジョーゼット。

 

そんな3人の三角関係が、コミカルに描かれているわけですが

これがいい大人で、ジョンとマギー、ジョンとジョーゼットにそれぞれまだ小さい子供がいるとなると

やっぱりちょっと笑いにくいっすね。

 

マギーは最初、子供が欲しくて仕方なくて、結婚や旦那なんて二の次な感じだったんですが

ジョンと出会って恋に堕ちて、なんの躊躇もなく略奪婚なんて、なかなかにしたたかやなと。

マギー役のグレタ・ガーウィグはかわいらしかったんですけど

どうにも僕は、全編に渡るマギーのしたたかさが好きになれなくて。

 

ジョンも、いつ完成するとも分からない小説を、ずっと書き続けていて。

いつまで夢見とんねん!

いや、そこに関しては、あんまり人のこと言えんけど!あは~。

 

結局のところ、3人とも結婚生活に向いてないタイプなんやろうなと。

「自分が好き」が、何より強い3人で。

あまり細かく描かれてはいませんでしたけど、子供は大変ですよ。

この3人に子供がいなかったり、もっと大きかったりしたら、もっと別の見方ができたかもですが。

 

結果オーライな映画は好きなんですけどね。

結果オーライなら何でもいいんかい?と思ってしまった映画でした。

 

 

☆個人的見どころ

 ・グレタ・ガーウィグかわいい

 ・小説の完成しなさっぷり

 ・そしてマギーズ・プランの成否は?