福山雅治さんがパパラッチ！？
『SCOOP！』
写真週刊誌「SCOOP！」の専属カメラマン・都城静（福山雅治）。
かつてはスクープ写真を連発する花形カメラマンだったが、今は借金に追われ、フリーで日銭を稼ぎ、日々をしのいでいた。
ある日、副編集長の横川（吉田羊）から、新人記者の行川野火（二階堂ふみ）を仕込んでくれと頼まれる。
静と野火は、情報屋のチャラ源（リリー・フランキー）からネタを仕入れたりしつつ、スクープを連発。
やがて２人は、大きな事件を任されることに‥‥。
－－－－－－－－－－－－－－－
「モテキ」「バクマン。」の大根仁さん監督・脚本です。
１９８５年に公開された、原田眞人さん監督・脚本「盗写１／２５０秒 OUT OF FOCUS」が原案だそうですよ。
今年に入って、やたら芸能人の大きなスキャンダルが増えたイメージがあったところに
パパラッチが主役という、タイムリーなこの映画。
しかもパパラッチ役が、スキャンダルとはほぼ無縁だった男・福山雅治さん。
いいっすねえ。
パパラッチの盗撮裏技から、情報屋とのやり取りなど、生々しいところがあったり。
パパラッチが使って欲しい写真と
編集者の載せたい記事
雑誌社の売りたい本が違ったり。
写真誌の裏側が垣間見えたりして楽しかったのですが。
マンガが原作なのかと思ったほど、キャラがマンガチックで。
でも、ストーリーはかなりシリアスな方向に向かってて。
僕が勝手にですけど、フィクションとリアリティの間に挟まってしまったような感じになっちゃいました。
福山さんは、どんだけ汚く下品なカメラマンをやっても、やっぱりカッコよくて。
もっと下品でセコくて臭そうでいやらしくて
でも、仕事となると一瞬だけ目の色が変わるような。
そんな人であって欲しかったんですけど、なんだかやっぱりずっとカッコよくて。
新人の野火の成長の物語でもあるんですけど
下世話な写真週刊誌とはいえ、一流の出版社の社員なわけですから
チュッパチャップスくわえてギャルみたいなカッコで編集部に現れて
口のまわりケチャップまみれにしてスパゲティ食べるようなやつ、雇うか？と疑問で。
僕としては、そういうマンガチックなところより、リアルな下世話さを求めてしまってました。
とか言いつつ、ラストに向けて急カーブで上がっていく感じにはヒリヒリしつつ
最後の一枚への熱い議論は、胸にグッと来るものがありました。
事実の一部分を過剰にして報じるやり方に、腹が立つことが多い僕なのですが。
報じる側は、そっち側の正義を持って真剣にやってるのだなあ。きっと。
☆個人的見どころ
・男前過ぎるパパラッチ
・リリー・フランキーさんの狂演
・最後の一枚は…
『SCOOP！』
写真週刊誌「SCOOP！」の専属カメラマン・都城静（福山雅治）。
かつてはスクープ写真を連発する花形カメラマンだったが、今は借金に追われ、フリーで日銭を稼ぎ、日々をしのいでいた。
ある日、副編集長の横川（吉田羊）から、新人記者の行川野火（二階堂ふみ）を仕込んでくれと頼まれる。
静と野火は、情報屋のチャラ源（リリー・フランキー）からネタを仕入れたりしつつ、スクープを連発。
やがて２人は、大きな事件を任されることに‥‥。
－－－－－－－－－－－－－－－
「モテキ」「バクマン。」の大根仁さん監督・脚本です。
１９８５年に公開された、原田眞人さん監督・脚本「盗写１／２５０秒 OUT OF FOCUS」が原案だそうですよ。
今年に入って、やたら芸能人の大きなスキャンダルが増えたイメージがあったところに
パパラッチが主役という、タイムリーなこの映画。
しかもパパラッチ役が、スキャンダルとはほぼ無縁だった男・福山雅治さん。
いいっすねえ。
パパラッチの盗撮裏技から、情報屋とのやり取りなど、生々しいところがあったり。
パパラッチが使って欲しい写真と
編集者の載せたい記事
雑誌社の売りたい本が違ったり。
写真誌の裏側が垣間見えたりして楽しかったのですが。
マンガが原作なのかと思ったほど、キャラがマンガチックで。
でも、ストーリーはかなりシリアスな方向に向かってて。
僕が勝手にですけど、フィクションとリアリティの間に挟まってしまったような感じになっちゃいました。
福山さんは、どんだけ汚く下品なカメラマンをやっても、やっぱりカッコよくて。
もっと下品でセコくて臭そうでいやらしくて
でも、仕事となると一瞬だけ目の色が変わるような。
そんな人であって欲しかったんですけど、なんだかやっぱりずっとカッコよくて。
新人の野火の成長の物語でもあるんですけど
下世話な写真週刊誌とはいえ、一流の出版社の社員なわけですから
チュッパチャップスくわえてギャルみたいなカッコで編集部に現れて
口のまわりケチャップまみれにしてスパゲティ食べるようなやつ、雇うか？と疑問で。
僕としては、そういうマンガチックなところより、リアルな下世話さを求めてしまってました。
とか言いつつ、ラストに向けて急カーブで上がっていく感じにはヒリヒリしつつ
最後の一枚への熱い議論は、胸にグッと来るものがありました。
事実の一部分を過剰にして報じるやり方に、腹が立つことが多い僕なのですが。
報じる側は、そっち側の正義を持って真剣にやってるのだなあ。きっと。
☆個人的見どころ
・男前過ぎるパパラッチ
・リリー・フランキーさんの狂演
・最後の一枚は…