クドカンさん!


『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』
修学旅行中、バスが崖から落ちて死んでしまった高校生の大助(神木隆之介)。
大助が目覚めると、そこは炎が渦巻き、人々がうめき声をあげる地獄だった。
そこに現れたのは、地獄専属ロックバンド「地獄図(ヘルズ)」のリーダーである赤鬼キラーK(長瀬智也)。
大助は、好きな子とまだキスもしてないのに死ねないと、キラーKに懇願。
なんとか大助が現世に戻れるよう、2人で試行錯誤するが‥‥。

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宮藤官九郎さん監督・脚本です。
上記の他に、古田新太さん、宮沢りえさん、尾野真千子さん、桐谷健太さん、清野菜名さんなどなど、人気キャストがわんさと。

なんとまあ、お金と手間暇のかかった、くだらないドタバタコメディでしょうか。
(誉めている)

連発されるロック系ギャグは、完全におじさん向け。
ところどころで名が出る海外のレジェンドロッカーたちや
登場する日本のレジェンドミュージシャンたちのことを、若いお客さんはちゃんと認識できるのだろうか?
と、余計な心配をしてしまいました。

長瀬さんの赤鬼キャラも良かったなあ。
あんなに素敵なシャウトができるとは。

ただ、ギャグ部分は好きだったんですけど、ストーリー的に、詰め込み感を感じてしまって。
大助の、若さに任せた恋心は分かるんですけど、
相手側の想いの強さが何だか疑問だったり。

赤鬼と死神の件も含め、何だかええ話でまとめようとしている感じが
ちょっと強引に感じてしまいました。

とかなんとか言いながら、ぷぷぷと笑わせてもらっちゃったのですけど。
皆川猿時さん、キレッキレやったなあ。笑


☆個人的見どころ
 ・安産祈願
 ・ジミヘンは左きき
 ・チャー!マーティ!ローリー!