ニューヒーロー誕生!?


『デッドプール』
特殊部隊で腕利きの傭兵だったウェイド・ウィルソン。
だが今は、小さな揉め事に首をつっこんでは依頼主の相手を痛めつけ、小銭を稼ぐ毎日。
そんな彼も結婚が決まり、幸せな生活を思い描いていた時、突然末期ガンの宣告が。
落ち込んだウェイドは、とある組織にガンを治して特殊な力も授けると言われ、彼らに同行。
その先では、彼の人生を一変させる出来事が待ち受けていた‥‥。

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新しいアメコミヒーローが続々と実写映画化されている昨今。
次はこのユルユル系型破りヒーロー「デッドプール」登場。
主演はライアン・レイノルズ。
監督はティム・ミラー。

いつ頃からでしょうか。
日本のマンガでも、脱力系というか無気力系(で、やる時はやる)の主人公が現れるようになりましたが
アメコミでもいたんですね。
それがこの「デッドプール」。

ま~適当。超適当。
戦ってる時も緊迫感なし。
軽快にジョークを飛ばしまくり
あげくの果てに、スクリーンのこっちにまで話しかけて来て。
でも、めっちゃ強いっていう。
無敵やん。笑

そんな最強キャラですけど、何気に「デッドプール」に至るまでの経緯は凄絶。
そのギャップがいいんでしょうね。

顔で笑って心で泣いて、ではないですけど。
顔は劇薬投与の副作用でボロボロ。
心はかつての恋人を想うイケメン。
素敵やないかい。

でもこのノリ、好き嫌いが分かれるんじゃないですかね。
僕はこっちに話しかけられるパターン、少しならいいけど、何度もやられるとしんどいなあ。
あまりに前評判が良かったので、期待しすぎてしまったかも。僕はですよ。

あと、英語でのジョークが多いから意訳が大変なんでしょうけど。
字幕にもちょっと違和感があって。
適当な感じを出したいんでしょうけど、一人称が「俺ちゃん」って‥‥。

何となくずっと感じてたのは、この作品全編通して、デッドプールのキャラ紹介なのかなと。
デッドプールになった経緯含め。
ちらほら名前が出ていた、「X-MEN」とのコラボが、きっと今後あるんでしょうね。
実際、そこから出張で2人ほど出てきましたし。

真面目に戦ってる(?)X-MENたちの中に、この適当キャラが入ったらどうなるのだろうか?
いじりがいのあるキャラ、多そうですし。笑
あのウルヴァリンにもジョークをかますんですかね?はてさて。

今後の展開が楽しみっすなあ。


☆個人的見どころ
 ・アクションのカッコ良さと適当さのギャップ
 ・彼女にはシャイなデッドプール
 ・エンドロール後