『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』
超人的能力を持ち、幾度となく人類のピンチを救ってきたスーパーマン。
しかし、その強大過ぎる力に、一部の人間は危機感を覚え、彼をバッシングし始める。
幼い頃に目の前で両親が殺されたことがトラウマになってしまったブルース・ウェイン。
彼は潤沢な財産を使って武器を開発し、夜な夜なバットマンに姿を変え、悪を駆逐していた。
そんなブルース・ウェイン=バットマンも、スーパーマンの存在意義に疑問を持つようになり、やがて2人の対決の時が‥‥。
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監督は「マン・オブ・スティール」に引き続き、ザック・スナイダー。
スーパーマン=クラーク・ケントも同じくヘンリー・カビルです。
そしてブルース・ウェイン=バットマン役はベン・アフレックが。
スーパーマンの宿敵レックス・ルーサーは、ジェシー・アイゼンバーグという豪華キャスト。
何度も書いてますけど、僕はザック・スナイダー監督の映像が本当に好きなんです。
地球規模のでっかいもんから、飛び散る汗みたいな細かいもんまで
迫力と繊細さが同居しているような。
スーパーマンの一挙手一投足に、空気をまとわせるような感じが、すごく好きなんですよね。
今回は、どちらかというとスーパーマンがヒール的な扱いなんですけど。
自分たちで制御できなくなった何かに、法的なことを突きつけて、自分たちの支配下に置いてしまおうとするのが、なんだかすごくアメリカ的だなあと思ったり。
そういう部分は面白かったんですけど。
でもやはり、ヒーローとヒーローを戦わそうとすると、やはりどこかで歪みが生まれてしまうというか。
え?何でバットマンそんなに怒ってんの?
アメリカ人も、なんでそんな怒ってんの?
と、ずっとモヤモヤしちゃいました。
お前が出てくると街が壊れるから、侵略者から地球を守るなって、謎ですよね。
そして突然現れるワンダーウーマン。
いや、ほんと突然!
まあ結局、それらも含めて次作への布石だったわけですけど。(多分ですよ)
なんかこう、いろんなものを匂わされたまま終わられると、僕はスッキリしないんですよね。
この作品はこの作品で、ズバッと終わらせてくれよと。
スーパーヒーロー同士の対決の映像は、本当に迫力があって見応え十分だったんですけど
ストーリー的には、ちょっとモヤモヤを感じる仕上がりでした。
☆個人的見どころ
・迫力対決映像
・誰やねんワンダーウーマン
・レックス・ルーサーの狂いっぷり