阿部寛×岡田准一!


『エヴェレスト 神々の山嶺』
ヒマラヤ山脈の近く、ネパールの首都カトマンズ。
カメラマンの深町(岡田准一)は、ひょんなことから日本人登山家の羽生(阿部寛)と出会う。
抜群の登山技術を持ちながら、他人を顧みない性格から孤高の存在となり、今では消息不明となっていた羽生。
深町は、羽生の凄絶な人生を知るにつれ、少しずつ彼の生きざまに惹かれだす‥‥。

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原作は夢枕獏さん。
監督は平山秀幸さん。

ヒマラヤで大規模ロケを敢行したとのことでも話題のこの映画。
挑む人の命を弄ぶような雪山の、映像の迫力たるや、もう。

さらに、エヴェレストに取り憑かれた登山家・羽生を演じる阿部寛さんの鬼気迫るお芝居。
目がいっちゃってましたよ。完全に。

岡田准一さん、尾野真千子さんなど、他のキャストの皆さんも
それぞれの立場、それぞれの考え、それぞれの生き方を、きっちり演じてらっしゃって。

山の魅力が一部の人の生き方を狂わせてしまい
まわりの人間も、それに翻弄されてしまうという。
好きな人にしか分からない世界の一つでしょうね。
雪山登山って。

でも、映画の大筋として何を伝えたいのか、僕はいまいち受け取れきれなくて。
序盤に出てきた、古ぼけたカメラのこととか
生にこだわる羽生が、なぜそこまで危険を冒すのか、とか
深町はなぜ‥‥とか
細かな疑問が他にもちょこちょこあって。

インパクトのあるクライマックスをドーンと見せられて
おお!と思ったんですが
なんかこう、スッキリしきれないまま終わってしまった印象でした。

原作には、その辺の細かな描写もあったのかなあ。


☆個人的見どころ
 ・羽生の執念
 ・エヴェレストの迫力
 ・そして羽生は‥‥