怖いやつ。


『残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋』
ホラー小説家の私(竹内結子)の元に、読者の久保さん(橋本愛)から一通の手紙が。
彼女の手紙によると、住んでる部屋で妙な物音がするという。
私と久保さんは、好奇心から調査を開始。
すると、その部屋の前の住人たちが、転居先でさまざまな不幸な事件を起こしていたことが判明。
そのまま調査を進めると、ある真相に突き当たり、さらなる事件に巻き込まれることに‥‥。

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原作は小野不由美さんのホラー小説です。
監督は「予告犯」などの中村義洋さん。

何度も言いますけど、ホラーは苦手なんですってば。
でも話題作だと行かずにおれない。ああ、おれない。

因縁と言うんでしょうか。怨念かな。
おなじ「ねん」なのに、漢字が違うと怖さが増しますね。
あるマンションの一部屋で聞こえた怪音が
調べるほどに、根は深く強く。
怨念は土地に根付き、人がそれを媒介して違う場所へ。
恐ろしいな!

僕は、「ドーン!」「ガシャーン!」で脅かすホラーが嫌いで。
怖いから!
それとは違って、精神的に少しずつ追い込まれて行くような展開は良いっすね。
行けばヤバいと分かっているのに、止まれない登場人物たちのように
好奇心と恐怖心が、天秤の上でグラグラする感覚を味わえましたよ。

ただ、落としどころがモヤッとしてたのが、ちょっと残念でした。
続編でも作るんやろうか。


☆個人的見どころ
 ・スリスリ音
 ・呪いの出どころ
 ・事故物件に住む兄ちゃん