マンガ原作ですよ。

『猫なんかよんでもこない。』
いまいちパッとしないプロボクサーのミツオ(風間俊介)。
漫画家である兄(つるの剛士)の元に居候しながら、トレーニングに励む毎日。
ある日、兄が2匹の捨て猫、クロとチンを拾ってくる。
自分は犬派だと断るが、無理矢理世話を押し付けられたミツオ。
最初は嫌々やっていたミツオだが、徐々に猫たちとも打ち解けて行き‥‥。

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「グッモーエビアン!」の山本透さんが監督・脚本です。
原作は、杉作さんの同名実話コミック。
市川実和子さん、松岡茉優さんも出演してらっしゃいますよ。

なんとまあ、猫たちのかわいいこと。
犬派の僕ですら、はうっ!と言ってしまうキュートなシーンがいっぱいで。
しかも、子猫2匹で遊ばせると、かわいさ3倍いや、5倍増ですね。
まあ一番かわいいのは、うちのトイプードルですけど。てへ。

そんな自由奔放でありつつも、自分たちのルールでたくましく生きる猫たちを見ているうちに
ミツオは自分の生き方を見直すようになるのです。

野良猫(も出てくる)って、一番近くで見れる野生の哺乳類ですからね。
自分達でごはんを獲り、寝床を確保し、コミュニティを作って。
人間に媚びないし。
確かに、ずっと見ていると、感じる何かを得るのかも。

ただ僕は、どうしても主人公のミツオが好きになれなくて。
去勢・避妊もせず、外飼いして。
僕、都会での外飼いは反対派です。
猫にも近隣住民にも、マイナスしかない。

でも、ミツオは外を出歩くクロとチンを見て、強くなれ~とか自由だな~とか。
いや、ダメでしょ。
で、機嫌が悪いと猫に怒鳴り散らして。
悪気はないんでしょうけど、ペットを飼うには向いてないタイプかなと。
映画の中のことなのに、そうと割り切れず、僕はずっと気になってしまいました。


風間さんの熱いお芝居は好きなんですけどね。

今回も体当たりで演じてらっしゃいましたし。

松岡さんの、猫好き管理栄養士も印象的でしたし。

動物を飼うには、命を預かっているという責任が伴うのです。当たり前やけど。
ただ、猫に罪はない。
ひたすらかわいかった!


☆個人的見どころ
 ・猫
 ・避妊は大事
 ・メガネの松岡さん