『ギャラクシー街道』
西暦2265年。木星近くにあるスペースコロニー・うず潮と、地球を結ぶ航路「ギャラクシー街道」。
かつては栄えたこの道も、今では寂れて老朽化が進み、廃止の噂も流れていた。
その街道沿いに、ひっそりとあるハンバーガーショップが、「サンドサンドバーガー・コスモ店」。
地球人の夫婦が営むその店には、昼夜を問わず、いろんな星の、いろんな職種の人間が出入りしていた‥‥。
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三谷幸喜監督の最新作ですよ。
なんと今回は、宇宙を舞台にしたスペース・コメディです。
三谷映画と言えば、まあいつも豪華なキャストで。
主演の香取慎吾さん、綾瀬はるかさんを筆頭に
西田敏行さん大竹しのぶさん小栗旬さん遠藤憲一さん西川貴教さん山本耕史さん優香さん、そして佐藤浩市さんなどなど他にもたくさん。
そんな豪華なキャストがあれやこれやの異星人に扮して、「なんでもあり」な世界で楽しませてくださいまして。
でも何だろう、淡々と進み、淡々と終わってしまった印象が。
随所に散りばめられた、宇宙的小ボケは面白かったんですけど。
三谷監督のコメディと言えば、序盤からいろんなところに伏線を散りばめて
最後にガバーッ!と回収する心地良さが好きなんですけど
それが感じられなかったんですよね。
ラストに向って、グワーッと盛り上がって行く勢いが。
宇宙って広いね不思議だね。地球の常識で考えちゃダメだよ。
は分かったんですけど
それを、地球人の常識を覆すギャグの羅列だけで表すのは、少し寂しく感じました。
某映画サイトでの評価が低いということでも話題ですが
僕の後ろで観てた若いグループはゲラゲラ笑ってましたし。
僕も笑いましたし。
ただ、今までの三谷監督の映画と比べちゃうと、物足りなさを感じたのは事実で。
それも大きな期待の裏返しなんですよね。
今までたくさんの面白い映画を作った人なので。
次回作もまた、僕はいっぱい期待して観ます!
☆個人的見どころ
・キャプテンソックス漂流
・歌、うまっ!
・サンバかわいい
