クマ!?


『パディントン』
ペルーの奥地で、叔父と叔母の夫婦に育てられた熊のパディントン。
夫婦熊は、かつて出会った親切なイギリス人探検家の教えにより、英語が堪能だった。
パディントンも夫婦に英語を学び、ロンドンに思いを馳せていた。
そしてついにパディントンは、ロンドンに到着。
イギリス人探検家を捜しつつ、親切なブラウン一家のお世話になることに‥‥。

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半世紀以上前からあり、40ヶ国以上で翻訳されたイギリスの児童文学が原作なんですって。

それを知って納得。
イギリス人が普通にしゃべるクマを受け入れているんで、誰も突っ込まんのかい!と思っていたので。

パディントンは、いわゆるトラブルメーカーの問題児的な存在で。
でも、すごく礼儀正しく、優しく、悪気は一切なく。
でも、自然育ちなので文化に対して無知な上に、かなりの不器用で。
とんでもないトラブルを連発するのです。

そこまでじゃなくても、そういったお騒がせな子、クラスにもいましたよね。
うまく和に混じれないというか。
パディントンは、そんな子を体現してるんですな。

要は、「悪気なく迷惑をかける友人を許せるか?許そうよ」というお話なのですね。
いじめたり、排除したりするのではなく。
良い部分に目を向けようと。

子供の情操教育に良さそうな映画でした。
実際の子供が演じると、説教臭い映画になりそうですが。
かわいい熊のパディントンを据えることで、受け入れやすく。

なにより、パディントンの質感がたまらんす。かわいい!
同じお騒がせクマでも、下品で粗雑な「テッド」と対極のキャラクターでしたね。
いや、どっちも好きなんですけどね。笑


個人的見どころ
 ・パディントンかわいい
 ・トラブルメーカーっぷり半端ねえ
 ・マッドなニコール・キッドマン