ラッセル・クロウ×アマンダ・セイフライド


『パパが遺した物語』
1989年のニューヨーク。作家のジョエルは自動車事故で妻を亡くし、自らも後遺症に苦しむ体に。
しかし退院後は、困難な問題を抱えながらも、男手ひとつで愛娘ケイティを育てる決意をする。
25年後。ケイティは心理学を学びながらカウンセラーの見習いとして働いていた。
しかし、辛い過去から人を愛することができなくなり、バーで飲んでは行きずりの男と寝るような日々。
そんな彼女の前に、父の本の大ファンだという男性が現れ、ケイティの心に変化が‥‥。

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父・ジョエル役がラッセル・クロウ。
娘・ケイティがアマンダ・セイフライドです。

後遺症や貧困に苦しみながら、小説を書きつつ娘を育てるジョエルと
カウンセラー見習いをやりながら、乱れた私生活を送るケイティ。
2つの時代の物語を、並行して見せるパターンの映画で。

それぞれのストーリーが興味深く。

まず父のジョエル。
必死に娘との生活を守ろうとする父の姿に胸を打たれて。
娘時代のケイティ役の子がまたかわいいんですよね。
それをまた、ラッセル・クロウが本当の娘かのような眼差しで見守るもんですから。
たまらんですよ。

そして、かわいいのにヤ○○ンの、現代のケイティ。
しかし、トラウマからしゃべれなくなった女の子のカウンセリングを担当し
さらに、自分のことを宝物のように愛してくれる男性に出会い
自分を見つめ直すのですが、思うように自分をコントロールできず。

「なんじゃこの女」と思いながらも、自分でもどうしようもない自分に苛立つ姿に、胸が痛くなってしまいました。

なのですが、どうしても幼少期と大人のケイティが、僕の中で上手く繋がらなくて。
もちろん、彼女がそうなった経緯にも触れてたのですが、それでも。
ちょっと飛躍しすぎてる気がしました。

そこが上手く繋がってると、さらに入り込めたな~。
なんて、生意気なこと思いながらも観ておりました。

あと、これは中身とは別の話なんですが。
まあ、現代の話に父が出てこないので、薄々は気付くんですけど
「パパが遺した物語」って邦題
ちょっとネタバレになってると思うんですけど‥‥。


☆個人的見どころ
 ・戦う父の背中
 ・子役ケイティめっちゃかわいい
 ・ピンクの自転車