『人生スイッチ』
仕事で飛行機に乗ったら、乗客全員にある共通点があったモデルの女性。
場末のレストランで働いていたら、親の仇とも言える中年男が客で現れたウェイトレス。
田舎道を走るボロトラックを抜き去り際に、悪態をついた男の運命は。
息子の不祥事のため、弁護士からも検事からもゆすられることになる金持ちの男。
など、瞬く間に人生の岐路に立たされる人間たちを描いた、オムニバス・ブラックコメディ。
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アルゼンチン映画です。
ブラックな笑いを散りばめた短編6本のオムニバス映画ですよ。
新宿では公開されていないのでノーマークだったんですが
鳥居みゆきが面白いと勧めてきたので行ってみました。
確かにあの人が好きそうな、ブラックな笑いが満載でしたよ。面白い!
もちろん当たりハズレはあるにせよ、概ね全部楽しめる6本で。
そりゃあブラック系なので、ガハハと笑うところはなかなかないですが。
人間の黒いところや、追い込まれたときのキレた行動、予想外すぎて唖然とする表情を観て
ククク、クククと、気味悪く笑ってしまいました。
1本目の「おかえし」から、予想外の展開に掴まれたんですが
僕のお気に入りは、3本目の「エンスト」と、6本目の「ハッピー・ウェディング」。
どちらもバカ2人が主役のバカバカしい話なのですが、それぞれ違ったテイストのラストで印象的でした。
僕の好きな映画「瞳の奥の秘密」に出ていたリカルド・ダリンも出ていたそうで。
気づかんかった。
余談ですけど、本国アルゼンチンでは、アナ雪の2倍の動員があったそうですよ。
アルゼンチン人は、ファミリー向け映画より、ブラックジョーク系が好きなのか?
家族やカップルで楽しく観られる映画ではないですけど
ブラックな笑いがお好きな方はぜひ~。
☆個人的見どころ
・飛行機の行き先
・火を吹き消す男
・泥沼結婚式の行方