ゲームが攻めてきた!


『ピクセル 3D』
1980年代。地球の文化などを電波に乗せて宇宙に発信するプロジェクトがあった。
その中には、当時大流行していた、ビデオゲームやその大会の模様も。
そして現代。突如空から「ギャラガ」の大軍が攻めて来た。
メッセージを受け取った宇宙人が、ビデオゲームの映像を宣戦布告と受取ってしまったのだ。
昔のビデオゲームの形で攻めてくるエイリアンたちに対し、アメリカ政府は当時のゲームチャンピオンたちを召集することに‥‥。

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監督は「ハリー・ポッター」シリーズなどのクリス・コロンバス。
主演は「ジャックとジル」などのアダム・サンドラ-。

とにかくまあ、楽しいっす!笑
特に僕なんかは世代なんですよね。

小学校上がるかくらいの時に、インベーダーの大ブームがあって。
そこからビデオゲームのブームが来て。
実家は酒屋だったんですけど、店の横にゲーム機を置いてたら、近所の子供らが(自分も子供でしたが)やりに来たりして。
中学に上がった頃に、ファミコンブームが来て‥‥と。

ギャラガ、パックマン、ドンキーコング、アルカノイド、初代マリオから、チラと見覚えのあるマイナーゲームまで。
タイトルを越えメーカーを越え大集合。
まさに、この映画に出てくるゲームは、僕ら世代が懐かしさでうなるものばかり。

作り手側に、当時のビデオゲームへの愛とリスペクトが感じられたのも嬉しく。
僕も当時、ゲームばっかりしていて。
そんなことをしていても、将来何の役にも立たんぞ」
と、怒られまくりながら。

でも、このゲームに出てくる大人たちは、役に立たないと思われていたゲームの腕前で地球のために戦うという。
子供の頃の夢を具現化したような映画っすな。
良い意味でくだらない!

ただ、飛び出してくるゲーム映像はすごく迫力がありましたし
昔のスコア表示を思わせる、ドットの荒い文字表記なども楽しかったんですが
どうしてもコミカルが勝つせいか、「地球の大ピンチ」に思えなかったんですよね。
敵はコミカルやけど、マジで地球やばい!みたいな感じが、僕はもうちょい欲しかったです。

とは言え、当時のゲームと現代の映像技術のコラボは、素晴らしく。
1980年代当時の、なつかし映像がギャグっぼく使われてるのも楽しく。
大物有名人が、サラッとチョイ役で使われていたり
目と脳がキャッキャとしてしまう映画でした。

しかし、イワタニさん(誰かは伏す)が出てきてテンション上がったんですけど
さすがに役者さんだったんですね‥‥本物が見たかった。笑
どうせなら、これだけ日本発のゲームが使われてるんですから、チョイ役でいいので高橋名人も見たかったなあ。


☆個人的見どころ
 ・懐かし80年代ゲームたち
 ・イワタニさーん!
 ・セリーナ・ウィリアムズ!?

(9月12日公開予定)