『リアル鬼ごっこ』
女子高生のミツコ(トリンドル玲奈)は、修学旅行のバスの中にいた。
突然、見えない何かに襲われ、自分以外のクラスメイトや先生が、全員惨殺されてしまう。
命からがら逃げ延び、川で血を洗って落ちていた制服を拾い、着替えて町へ。
するとそこには、普通に登校する女子高生の集団が。
すると、見知らぬはずの彼女たちが、昔からの友達のようにミツコに話しかけてきて‥‥。
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山田悠介さんの小説「リアル鬼ごっこ」。
以前にも映画化されてまして、僕はその映画も観たし小説も読みましたが。
園子温監督の手にかかると、こんなに違うものになるのかと。
主演はトリンドル玲奈さん、篠田麻里子さん、真野恵里菜さん。
頭から、ただひたすら女子たちが惨殺されて行くシーンの連続で。
訳の分からないままどんどん進んで行き
だんだん謎が明かされて行くのかと思いきや
進めば進むほど、謎が深まるという。ちょっと!
「シュールに負けるな」
と、登場人物が連呼していたのですが
それはきっと、観てる側に投げかけているもので。
でも、
シュールって何だ?と思いたくなりましたね。
結局僕には、「リアル鬼ごっこ」と銘打つ意味が分からなかったのかもです。
リアルでも、鬼ごっこでもなかったので。
原作の小説も読んだことあるのですが、全く違うものになっていましたし。
ポスターに
「全国のJKの皆さん、あななたちはふてぶてしいので数を減らすことにします」
とありますが
全くそんな話じゃなかったことに、驚いてしまいましたよ。
まあ、確かに女子高生がたくさん殺されるシーンはありましたけど。
「リアル鬼ごっこ」ではなく
もっと別で、オリジナルの、作品に合うタイトルだったならば、違う見方ができたのかも。
ただ、これでもかというくらい突き抜けている作品なので
好きな人や、監督のメッセージを受け取る人はいると思います。
残念ながら僕は合わなかったっすなあ。
☆個人的見どころ
・美少女の絶叫
・シュールに負けるな?
・まさかのラスト