未来学!?


『コングレス未来学会議』
俳優・女優の姿をデジタルデータ化し、本人は演じずに済む技術が開発された近未来。
それに反対していた女優ロビン・ライトはだったが、障害を抱える息子のため、巨額の契約金とともにデータを提供。
そして20年後、映画会社ミラマウント社が開く未来学会議に招かれたロビン。
そこには、化学薬品を使い、新たな娯楽に没頭する人々の姿が‥‥。

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原作は、ポーランドのSF作家で、「惑星ソラリス」でも有名なスタニスワフ・レム。
そして女優ロビン・ライトが、本人役で主演です。

なんとまあ、不思議な世界観の映画でしょうか。
役者をデジタルデータ化し、本人が演じずとも映画出演が可能になった時代。
そこからさらに進み、一般の人も、薬品で役者と好きな妄想ができる時代に。

正直、発想が飛びすぎてて、ついて行くのに必死で。
もうちょい分かりやすくしてくれよ!
と思いつつも
ロビンが、世界がどうなって行くかから、目が離せなくて。

実写とアニメを使った、異色な作品だったんですけど
それが陳腐にならず、異様な世界観をより際立たせてましたね。

そんなこんなを見ていてトリップしているところを
また現実に引き戻されたり。
その時の衝撃ったら。
脳をぐわんぐわんされてしまいました。

いろんな映画を考えるもんやなあ。
イスラエル、ドイツ、ポーランド、ルクセンブルク、フランス、ベルギー合作の映画ですって。
世界は広い。


☆個人的見どころ
 ・なにこの未来
 ・その頃、現実は‥‥
 ・最後のロビンの選択