『誘拐の掟』
1999年。ニューヨークでは、残忍な連続誘拐殺人事件が発生。
身代金を奪った後、人質を無惨な姿にして返すという、猟奇的な犯人なのだ。
元刑事で探偵のマット・スカダーは、被害者から犯人探しを依頼される。
調査を進めるうちに、新たな誘拐事件が発生。
スカダーは、その被害者家族に代わり、犯人との交渉を試みるが‥‥。
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遅れてきたアクション俳優リーアム・ニーソン主演です。
いろんなバックボーンを持った役をやってますが、今回は元刑事。
そして相手は、サイコな連続誘拐犯。
前半は、とにかくセリフでのやり取りが多くて
しかも、何を調べようとしているのか、ちょっと掴みどころがなくて
ちょっと気を抜くと、何がどう進んでるのか分からなくなったり。
正直、観てて辛くなったんですが。
誘拐犯との直接交渉が始まってからは一転。
一歩間違えれば人質が殺されることになる、犯人との緊迫感溢れるやりとりを
固唾を飲んで見守りました。
その辺の緊張感の醸し出し方は、もうさすがの迫力ですよ。カッコいい!
犯人役のキ○○イっぷりも、目が飛んでて怖かったですしね。
スカダーが隠したがっていた、刑事を辞めた理由や
彼に憧れる黒人少年なども、終盤になってやっと、物語に絡んできて。
前半がもっとシンプルというか、分かりやすければな~
と、観終わってから思いました。
リーアム・ニーソンも今や、サスペンスアクション映画に引っ張りだこですね。
このまま数を重ねていくと
ジェイソン・ステイサムみたいに、映画のストーリーとタイトルが一致しにくくなるくらいまで行くかも。笑
いや、僕はお二人とも大好きなんですよ。
☆個人的見どころ
・スカダー式交渉術
・おじさん格闘奮闘
・犯人のサイコっぷり