ジミヘン!


『JIMI:栄光への軌跡』
1966年5月。ニューヨーク。
無名のバンドでギターを弾くジェームズは、ストーンズのギタリストである、キース・リチャーズの恋人リンダ・キースと出会う。
リンダはジェームズの才能を見抜き、音楽プロデューサーのチャス・チャンドラーに紹介。
ジェームズはイギリスに渡り、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスを結成。
ロックスターへの道を歩み出す‥‥。

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歴代ナンバーワンギタリストは?
というアンケートを取ると、必ず、必ず!上位に入るジミ・ヘンドリックス。
彼がアメリカで成功する以前の、イギリスでの2年の活動を
「それでも夜は明ける」などの脚本家ジョン・リドリーが監督・脚本です。

やっぱりジミヘンの映画ですから
「いかにギターをカッコ良く弾いてくれるか」
そこに期待しちゃうわけですけど
これがもう
カッコ良かった!

ジミヘン役は、ヒップホップデュオ「アウトキャスト」のアンドレ・ベンジャミン。
600時間に及ぶ特訓で左利きギター(ジミヘンは左利き。これ基本)をマスターしたそうです。

黒人ロックスターなんですけど
差別の色濃い時代なのに、人種差別問題にあまり関心を示さなかったり
オリジナルのスタイルにこだわったり
恋人との愛憎が描かれていたり。
実際のエピソード(らしい)をうまく使って、人となりが細やかに画かれてました。

特に、クラプトンとの逸話は、ちょっとゾクゾクしましたよ。
あれ、実話なんやろか?

そんな感じで、クオリティが高かったからこそ、もっと観たかったです。
イギリス時代だけと言わず、アメリカでの成功や
謎が残る死も。

見応えはあったんですけど、だからこそ物足りなかったです。
もっとちょうだい!


☆個人的見どころ
 ・ジミヘンっぷり
 ・vsクラプトン
 ・ポールの前で‥‥