マジシャンvs霊能者!?


『マジック・イン・ムーンライト』
イギリス人のスタンリーは、中国人に扮したマジックショーで人気を博していた。
だが彼の素顔は、現実主義で口を開けばイヤミばかり。
ある日、幼馴染みのハワードから、アメリカ人霊能占い師の真偽を確かめて欲しいと依頼が。
霊や超能力の存在を一切信じないスタンリーは、その占い師ソフィの元へ。
しかし、最初は疑いの目で見ていた彼も、ソフィの能力に触れ、その価値観を根底から覆されてしまう‥‥。

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監督・脚本がウディ・アレン。
それを知らずに観たのですが、道理で理屈っぽい映画だなと思いましたよ。笑

舞台は美しい南仏で。
本当にきれい。
しかし、ストーリーはそれと裏腹に
人間の欲望や本音が、言葉でぶつかり合うストーリーで。

設定が面白いんですよね。
天才マジシャンと、理屈では説明がつかない霊能占い師。
磨きあげた技術と、天性の直感。
正反対の仕事をしている2人が、お互いを探り合いながらも、徐々に恋に‥‥。

なんですが、まーセリフが多くて。
映画というか、小説を読んでるようで。
そういう、しゃれた言葉で交わす恋物語が好きな方もいるでしょうけど。

何より、スタンリーの嫌味がきつくて。
映画だと、役だと分かってても嫌い。笑

そんな男にソフィは惹かれる訳ですが。
何で?と。
毒舌家で皮肉屋で高慢な男の内側には、照れ屋でピュアな少年が潜んでるのだよと。
ウディ・アレンは言いたげですが、僕は飲み込めなかったっす。

この世に仕事はいろいろあって。
仕事へのアプローチもいろんな角度があって。
立場が違えば意見も変わる。
そのあたりのぶつかり合いは面白かったんですけどね。


☆個人的見どころ
 ・え?そんな結末?
 ・マジシャンvs霊能者
 ・エマ・ストーンかわいい