巨匠リドリー・スコット監督!


『エクソダス:神と王』
紀元前1300年。
栄華を誇るエジプト王国の養子モーゼは、国王のラムセスと兄弟同前に育った。
しかし、ある噂がきっかけで、モーゼは国を追い出されてしまう。
その後、ラムセスの圧政により、奴隷のヘブライ人たちの扱いは酷くなるばかり。
モーゼは、40万人のヘブライ人を救うため、たった1人でラムセスに反旗を翻すが‥‥。

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予備知識なしで観に行ったのですが
海を割ったでお馴染みモーゼの物語でした。
旧約聖書「出エジプト記」のやつ。

とにかくもう、映像のスケールが圧倒的で。
繁栄を象徴する、巨大な城や建造物。
遥か向こうまで続く軍勢。
迫力の騎馬戦車。
次々と降りかかる災厄。

そして、襲い来る大津波。
ここは、観る人によっては刺激が強すぎるので注意かもですよ。
とにかく、映像の美しさと迫力は文句なし。

「ダークナイト」シリーズでお馴染み、クリスチャン・ベイルのモーゼ役も、泥臭くて良かったのですが
ラムセス役のジョエル・エドガートンの、冷酷で傲慢で恐れ知らずな王っぷりが迫力でしたよ。

もっと神話寄りなのかなと思ったら、結構リアルな解釈で描かれておりまして。
モーゼが神(?)と対話するシーンもあるのですが
そこは、本当なのかモーゼの妄想なのか、どっちでも取れる感じになってましたし。

でも、僕は逆にそこが、どっちつかずに感じてしまって。
神の使いとして、奇跡を起こしまくった男なのか
自分の出自に苦悩しつつ、妄想を神と信じ、偶然と決断と戦略で乗りきったのか。
う~む。

映像には圧倒されつつも、内容に深く入り込めない自分が残念でした。
どうせなら、ザッパーン!と気持ち良く海を割るシーンが観たかったなあ。(←勝手すぎる意見)


☆個人的見どころ
 ・迫力の映像
 ・モーゼとラムセス
 ・嫁が美人!