堤真一さん!


『神様はバリにいる』
婚活ビジネスを始めるが失敗し、多額の借金を抱えてしまった祥子(尾野真千子)。
失意のままバリに来た彼女は、気付けば崖の上から飛び降りる寸前。
そこで出会った「アニキ」(堤真一)と呼ばれる男は、見るからに胡散臭げだが、現地の人の信頼が厚く、やたらと気前もいい。
聞けば、現地でのビジネスで大成功したとのこと。
祥子はアニキの下で人生哲学を学び、再起して金持ちになろうと目論むが、アニキの理論はハチャメチャで‥‥。

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「デトロイト・メタル・シティ」などの李闘士男監督です。

全体的に前向きで、コミカルで、ピースフルな映画できたよ。
バリという、南国ののんびりした空気も観てて暖かく心地よく。

堤さんの、「コワモテ実はええ兄ちゃん」キャラ、ハマりすぎですね。
オリジナル感溢れるアニキTシャツの数々にも楽しませてもらいましたし。
あと、尾野真千子さんは、無条件で好き。笑

でも、アニキがバリで金を使いまくる理由が、何だかいまいち僕には腑に落ちなくて。
いや、その理由の説明もあったんですが。
男気がある!っちゃあ、それで説明のつくことかもですけどね。

しかも、あれだけ地元に尽くしてるのに、何で?ってなるシーンもあったり。
そうなると「結局お金なんかい」ってなって、悲しくなっちゃいますよね。
こういうハートフルな映画では、余計に。
ネタバレになるので、詳しく書けなくてすんません。

全体的に、良い話に向かおうとするんですけど、思ったほど深く潜ってくれないような感覚というか。
映画の空気感は好きなんですけど、「ここっ!」っていうグッとポイントが、僕は欲しかったです。

それにしても、いろんなものに感謝する、バリのお国柄って素敵やなあ。
1回行ってみたい。
まあ、海外旅行未経験なんですけど。まいったねこりゃ。


☆個人的見どころ
 ・アニキ語録
 ・バリの空気
 ・尾野さんの背中