能年さん!


『海月姫』

人生に男は不要だと考えるオタク女子たちが暮らすレトロなアパート・天水館。

そこに住むクラゲオタクの月海(能年玲奈)が、町の熱帯魚屋で揉めているところを、きれいな女性に助けてもらう。

しかし翌朝、彼女が蔵之介(菅田将暉)という男の女装だったことに気付く。

月海は驚愕するが、蔵之介は蔵子と名乗り、女性のふりをして天水館に出入りするように。

そんなある日、町の再開発に伴い、天水館の取り壊しが決まって、月海たちは途方に暮れる‥‥。


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東村アキコさんの人気コミックを実写映画化した作品です。

能年さんは、「あまちゃん」が終わってから、2作目の主演作ですね。

「ホットロード」のヤンキーに恋する反抗期女子から、男性に免疫のないクラゲオタクへ。

振り幅!


若い子の行動意欲を奮い立たせそうな映画でしたね。

引きこもりのオタクたちが、自分の場所を守るために一念発起。

奇想天外な手段で、権力と戦い。

そこで流れるセカイノオワリ。

ピンチの場面では、海猿ばりに時間軸を無視で勢い重視!


菅田将暉さんの女装は、スレンダーで文句なしにかわいいんんですけど。

女として紛れ込む役なんですから、男丸出しの声は何とかしてもらいたかったです。

なんなら吹き替えでもいいので。

声を含めたら、どう見てもニューハーフだったので。


しかし、速水もこみちさんと片瀬那奈さんは、すっかりお笑いキャラになってきたような。

僕は好きですけど。

あの整ったお顔立ちとスタイルで、アホみたいな表情・行動をされてしまうと、絶対笑っちゃうのです。僕。


マンガが原作だからでしょうけど、全体的にマンガチックでコミカルな仕上がりでした。

それが良いか悪いかは好みですけど。

正直、おじさんには付いて行きにくい部分も。

そしてこれは、能年さんのアイドル映画でもありまして。

いろんな表情をする能年さんが、これでもかと映し出されていて。

普段はメガネの内気女子が、オシャレをしたら大変身!なんてところは、モロにそう。

なので、恋心はチラつかせるものの、恋には発展しませんし。


あまちゃんでアイドル的にブレイクしたので、いろいろイメージ戦略もあるんでしょうけど。

素敵な女優さんなんですから、今後はもっと女優としていろんな役に挑戦している能年さんが、僕は観たいっすなあ。



☆個人的見どころ

 ・能年さん

 ・石化

 ・最後に大ピンチ!