今日で58年の歴史に幕を降ろす老舗映画館・新宿ミラノ座に行ってまいりました。


12月20日から31日の今日まで

「新宿ミラノ座より愛をこめて ~LAST SHOW~」

ということで、連日往年の名作映画を、しかもほとんどをフィルムで上映していたのです。

僕は何度も入れるフリーパスを買いました。

3,000円。安いもんだ。

そもそも一作500円で観れるのですけど。

ちょうど6作観たからトントン。


中はこんな感じ。


恐れ多くて、カバーから出せませんでしたよ。



このでかいスクリーン、たまらんす。

横にショートホープ置いときたかった。比べる用に。


そして最終上映は、1,000人を収容する会場が、立ち見で通路までいっぱいの大盛況。


こんなミラノ、初めて見ました。

昔はこういうのが普通の時代もあったんやろうなあ。


そんなミラノの最後を飾るのは

「E.T. 20周年記念特別版」

本当に、本当に面白かった。

涙がダバダバ出ました。

僕、映画が好きになってまだ数年なんで。

実は「E.T.」観たことなかったんですよね。

でも、こんな名作を、ミラノの大スクリーンで観れて、本当に良かった。

これまで観ずにとっておいてよかった。


最後に、支配人さんから御挨拶が。

何度もお礼を言ってらっしゃいましたが、お礼を言うのはこっちですよ。


新宿コマ前広場には、数年前まで十数館の映画館がありまして。

それぞれ、気付いたらなくなっていたり

ひっそりと閉館するところばかりだったのですが。

最後の砦でもあった、ミラノ座の最後は、それはもう華やかで。

客全員に配られたクラッカーと、万雷の拍手で最後を見届けました。


そしてミラノの看板から、ついに映画がなくなってしまいました。

僕の思い出なんて浅い浅いものなんで

寂しいと言うより単純に、このクラスのスクリーンを持つ劇場がなくなるのが、本当に残念です。

ここで「アバター」を観たし、「THIS IS IT」は2回観たし。

今年も「RUSH」を観たし。

他にも挙げたらキリがないです。何十本できかないかも。

本当にありがとう、新宿ミラノ座。

さよなら、新宿ミラノ座。