『チェイス!』
1990年。サーヒルの父であるサーカス団の団長が、銀行に冷たく融資を断られ、その場で拳銃自殺。
時は流れ、大人になったサーヒルは、父の遺志を継ぎサーカス団の団長に。
マジックとダンスを融合したゴージャスなショーは、シカゴでも大人気。
同じ頃、大手銀行の大金庫が連続で破られる事件が発生。
それは、父の復讐に燃えるサーヒルの仕業だった‥‥。
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あの名作「きっと、うまくいく」を抜き、インド国内で最高の興行成績を記録したんですって。
すごい!
ちなみに主演は、その「きっと~」のアーミル・カーン。
インド映画といえば、「きっと~」や、「バルフィ!」みたいに、ハートウォーミングな映画が日本でもヒットを飛ばしているのですが。
こんなCGやワイヤーを駆使した、ゴリゴリのアクション映画もあるんですね。
しかもまあ、すんごい迫力。かっこいい!
とにかくカッコ良い!に尽きますね。この映画は。
安っぽい誉め言葉しか出なくてすみません。
でも、ほんまにカッコ良いんですよ。
警察とのカーチェイスはもちろん
ルパンのような、あっと驚くド派手で華麗な仕掛けと逃げっぷり。
その逃げっぷりもサーカスの延長のような。
そして、そのサーカスのシーンなんて、そこがメインの映画かと思うような凝り方とゴージャスっぷり。
サーカスと言うか、イリュージョンとミュージカルの融合のような。
そういう劇中劇みたいなシーン、僕は結構退屈に思うことも少なくないんですが。
もっと観たいと思っちゃいましたよ。なんなら生で。
ただ、アクションシーンかっこ良いんですけど、ちょっとスローを多用しすぎかなと。
ここ!ってとこで、しょっちゅうスローになるんですよ。
確かに、おおー!とはなるんですけど、それが続くと、さすがにもっとテンポ良く観たくなりますね。
そして、物語の途中で、驚くべき仕掛けが。
サーヒルには、ある秘密があるのです。
正直、「え?それズルくない?」と思ったのですけど。
それによって一味も二味も違うテイストのアクション映画になったので、結果オーライ。
それを踏まえた上で言いたいことがいっぱいあるんですけど。
言えない!ネタバレ禁止!
あと、強いて気になったところを言うと
インドから来た2人組の刑事が、大事な役っぽいのに、いまいち物語に入り込んで来なくて。
特におしゃべりな相棒が、ただおしゃべりなだけで終わってたし。
もっと核心にグイグイ来るような感じでないと、出て来た意味がないんじゃないかと。
原題が「Dhoon:3」なので。
シリーズものの第3弾で、この刑事コンビが主役とかなんやろうか。
こういう映画を観ると、やはり邦画はアクションの規模が小さいんやなと思っちゃいますね。
良い映画はいっぱいあるのに。
和製アクション大作が観たいよ!
☆個人的見どころ
・サーヒルの秘密
・チェイス&サーカス
・ラストの決断