インドネシア発バイオレンスアクション!


『ザ・レイド GOKUDO』

新人警官のラマは、マフィアと繋がる悪徳政治家や警察幹部をあぶり出すため、上層部に潜入捜査を命じられる。

組織の信頼を得るため、マフィアのドンの息子・ウチョの服役する刑務所に入り、絆を作ることから始めさせられるラマ。

出所後、ウチョに迎えられ、組織に入ることを認められる。

しかしそのウチョは、父親になかなか認められないことに反発し、敵対組織と手を組むことに。

さらには現地の日本ヤクザも抗争に加わり、ラマにも命の危機が迫る‥‥。


---------------


なんと、2作目なんですって。

知らなかった‥‥だったら前作からチェックしてから行きたかったなあ。しくじった。


そのせいかどうかは分からないですが、ちょっと人間関係が難しくて。

最初はもう、誰がどこの組織で、

誰と誰が手を組み、そして敵対しているのか。

よく分からんまま進んで行ってしまいまして。僕はですよ。


それに、結構雑なんですよね。

バカバカと人を殺して行って。

いや、戦国時代やないねんからと。

いくら警察幹部に仲間がいるからって

設定が現代なのに、そんなに命が軽いと、ちょっとリアリティが削がれちゃう気がするんですよね。


そして、遠藤憲一さんをトップとし、松田龍平さん、北村一輝さんのいる地元の日本人ヤクザ。

これが、思ってた以上に絡んでこなくて。

せっかく、このメンツなんですから。

ガチガチのすごみ合いを、もっともっと観たかったですよ。

もったいないっすなあ。


とは言いつつも

そんなことを言いつつも

この映画、その辺の雑っぽいとこを吹っ飛ばすくらい

「アクション」がすんげえんす!

カーアクションは、ハリウッドも顔負けのド派手さで。

格闘アクションは、カンフー映画に強めのバイオレンス要素を入れた激しさでとカッコ良さが。


今、日本では滅多に観れないですからね。カンフー映画。

主演のラマ役のイコ・ウワイスがカッコ良いんですよ。

ブルース・リーを彷彿とさせるような、手首合わせてからの殴り合いがあったり。


そしてまた、敵が個性的でいいんですよね。

トンカチを2刀流で振り回す、サングラスの女とか。

バットと硬球で戦いを挑んで来る兄ちゃんとか。

やっぱりカンフー映画は、敵もアクが強くないと。


そんなわけで、ストーリーよりも、圧倒的にアクションが印象に残る映画でした。

いや~ヒリヒリした。

インドネシア映画って、日本ではあまり観る機会ないですけど、アクションのレベルめっちゃ高いんですね。勉強不足でした。



☆個人的見どころ

 ・カンフー!

 ・カーアクション!

 ・そして生き残るのは‥‥