三池崇史監督!


『神さまの言うとおり』
退屈な毎日に飽き飽きしている高校生・高畑瞬(福士蒼汰)。
ある日、いつもの教室に突如ダルマが現れ、強制的に「ダルマさんが転んだ」を開始。
少しでも動いたら、首をふっ飛ばされてしまうという殺人ルールで、同級生は次々死亡。
瞬が何とかクリアすると、また第2の殺人ゲームが待ち受けていた‥‥。

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「悪の教典」「13人の刺客」などなど、人がいっぱい死ぬ映画をちょいちょい撮るでお馴染・三池崇史監督です。
主演は人気絶頂の福士蒼汰さん。
イケメンで好青年!

突如教室に現れた殺人ダルマ。
ゲームをクリアしても、次、また次と、恐ろしいゲームが。
その抗えない運命をハラハラと見守っているうち、徐々に物語の全貌が明らかに‥‥。

なのですが
結論から言うと、この殺人ゲームがいったい何だったのか、はっきりとは教えてもらえず。
いろんなヒントはありましたよ。
でも、「ここまで見せるので、あとはそちらで解釈を」的なアレで。
そういう「考えさせられオチ」が好きな方もいらっしゃいますけど
僕はそのシステム、あまり好きではないのです。

いや、ある程度はいいんですけど、あまりにもこちらに委ねる分量が多かったかなと。
だから、終わってからモヤモヤが。モヤモヤ。

殺す側と殺される側の、温度差の半端ない開きは面白かったんですけど。
片やゲーム感覚、片や圧倒的不利な命懸け。
ゲーム内容も、ダルマさんが転んだや、かごめかごめなど、子供が遊ぶようなものばかり。

ゲームをしかける側(?)の声も、山崎努さんにトミーズ雅さん、ダチョウ倶楽部さん、水田わさびさん、前田敦子さんなど。
バラエティに富んだメンバーが、絶妙に緊張感を抜いた声で演じてらっしゃって。

そういう、残忍なゲームに遊び心を入れてるところが面白かっただけに、
ゲームの全貌というか、その目的がハッキリ見えないまま終わったのが残念でした。

原作はマンガなんですよね。
そっちも読んでみようかなあ。


☆個人的見どころ
 ・雑に殺されていく生徒たち
 ・背中かい~の~
 ・神‥‥さま?