祐実姉さん!



『花宵道中』

江戸時代末期の新吉原で、人気の女郎・朝霧(安達祐実)は懸命に働き、自由の身になれる年季明けの日が近づいていた。

ある日、仲間と縁日に出掛けると、半次郎(渕上泰史)という青年に出会う。

朝霧は恋をしてしまうが、花魁の決め事で、真剣な恋はご法度。

彼女は、必死に自分の恋心を押し殺そうとする。

そんな想いを抱えながら座敷に上がると、反物問屋の旦那に連れてこられた半次郎の姿が‥‥。


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安達祐実さんが初ヌード&初濡れ場に挑戦したことでも話題の映画ですよ。

サンミュージックの大先輩!

監督は豊島圭介さん。


やっぱりもう、祐実姉さんの女優魂に尽きますよね。この映画は。

恋心を秘めた少女のような表情をしたかと思えば

人生の辛酸を舐めてきた女にしかできない、凄味のあるタンカを切ったり。


そして、濡れ場がエロい!

名のある女優さんの初脱ぎなんていうと

きれいにきれいに撮ろうとして、全然エロくなくなっちゃう、なんてことがありがちで。

もったいぶって、チラとしか出さなかったり。

そういうのって、男目線で言うと、結構ガッカリしちゃうもんで。


しかししかし、この映画の、祐実姉さんの濡れ場は

エロい!(二度目)

いやもう、大拍手でしたよ。心の中でですけど。

そしてありがとう監督さん。

こっちの予想をグンと超えた、清々しいほどの脱ぎっぷり、からみっぷりでした。

ゾクゾクしたなあ。


物語はオーソドックスで。

江戸時代の恋愛物語は、基本悲恋ですもんね。

決め事やしがらみに縛られた、許されざる恋。

禁じられるほどに燃え上がる2人。

オーソドックスな物語だからこそ、祐実姉さんのお芝居にかかる比重が大きく。

それをドーンと背負う姉さんがカッコ良かったです。


はてさて、半次郎と朝霧の恋はどうなるのでしょうか。

悲恋で終わるのか、それとも‥‥。



☆個人的見どころ

 ・女優・安達祐実

 ・花魁道中

 ・華麗なタンカ