実写ですよ。



『美女と野獣』

裕福な家庭で生まれたが、父が失脚し、田舎で貧乏暮らしを余儀なくされている、美しい娘ベルとその一家。

ある日、父が廃城でバラを盗んで帰ってきたところ、そこの主である野獣に見つかってしまう。

バラの代償で、命を捧げに城に来いと言われた父の代わりに、城を訪れたベル。

野獣はそんなベルに、毎晩夕食を共にすることだけを命じるだけで、他は制約をつけず、城内で自由に過ごさせる。

やがてベルは、野獣に隠された哀しい過去と、城に起こった出来事を知ることになる‥‥。


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フランスのクリストフ・ガンズ監督です。

主演のベル役はレア・セドゥ。美人。

野獣役は、「ブラック・スワン」などにも出演している、ヴァンサン・カッセル。


美しく、幻想的な映像と、ロマンチックなラブストーリーで。

乙女のように見入ってしまいました。

42才のおっさんですけど。

ファンタジックなラブロマンス。ええですな。


概ね好きだったんですけど、どうしても気になるところが3つありまして。

一つは、呪いにかかる前の王子が、結構嫌なヤツで。

好青年がつい過ちを犯し、呪いに‥‥なら、同情しやすかったんですけど。

嫌な金持ち貴族臭プンプンの男やったんで、なんだか野獣の応援しをにくくて。


もう一つ、その野獣が、なんだか素敵な魔法が使えるのが、何だか。

ベルのために、お城や部屋をお花でいっぱいにし、毎晩豪華でおいしそうなごちそうを用意してくれよるのです。

自分で仕込んでる感じではなかったので、魔法ですよね。きっと。

なんか、ずるいやん。と。

そりゃ女の子も惹かれますやん。と思ってしまいました。


そしてもう一つが、なんか野獣の見た目がライオン丸っぽくて‥‥。

そりゃあ、実際に目の前に現れたら、ひー!ってなりますけど。

もっと大きくて、醜くて、近寄りがたい感じじゃないと、呪いっぽくないなあと思ったので。


と、3つも気になること書いといてなんですけど

本当に楽しんで観たんですよ。

ベルがちょっとSっ気出してくるとことか。

野獣が、獣なのに弱気なとことか。

ベルの家族が、みんな結構いい加減なとことか。

野盗の出現も、なかなかに興奮どころでしたし。


気軽に観れて、楽しい気分になれる映画でした。


☆個人的見どころ

 ・Sな姫とMな獣

 ・バカ家族

 ・そして姫と野獣は‥‥