記憶探偵!?



『記憶探偵と鍵のかかった少女』

他人の記憶にに入り込む特殊能力を持ち、難事件を解決する記憶探偵。

その一人であるジョンに、16才の少女アナの記憶を探ってくれと依頼が。

しかし、彼女の記憶の中で、ショッキングなシーンの数々を目撃してしまうジョン。

その真相を確かめるため、関係者の証言を取るが、どれもアナの記憶とは食い違う。

さらには、ジョンに謎の尾行者が付きまとうようになり‥‥。


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監督はスペイン人のホルヘ・ドラド。

主演はマーク・ストロング。

アナ役はタイッサ・ファーミガ。言いにくい。


「記憶探偵」という特殊な一人がいるわけじゃないんですね。

この映画内の設定では、そういう仕事が認知されていて、何人もいるのです。

まあ、そこがカギになってくるんですけど、逆に、そこを親切に説明しとかなくても良かったんじゃないかなと。


他人の記憶に入り込む能力を持つ、記憶探偵。

真実かどうか分からない記憶を出してくる少女。

少女の記憶を探れば探るほど、真実が見えなくなる探偵。

そういうサイキックな設定、僕は結構好きなんですけど。


ちょいちょい「ん?」となる部分が。

裏の裏をかいてくるような、心理サスペンスですから。

隙のないストーリーで、最後にパズルがバチーンと合わさって、スカッと終わって欲しかったのですが。

なんだかちょいちょいモヤモヤが残りつつ、最後まで‥‥。


さらには、ラストもモヤモヤ。

え?あれでええのん?

うぬう。


ヒロインのタイッサ・ファーミガはかわいいっすな。

幼さが残ってるくせに、ちょっと色気を出して大人を翻弄する役で。

おじさん、ドキドキしてしまったわよ。あはは~。


しかしこの邦題は、なにやら昭和っぽいっすね。

怪人二十面相みたいな。

原題は「Mindscape」。

ほ~。

まあ、代案があるわけじゃないんですけどね‥‥。



☆個人的見どころ

 ・記憶内の攻防

 ・尾行者の正体

 ・そしてアナは‥‥