『るろうに剣心 伝説の最期編』
海に漂流した剣心(佐藤健)を救ったのは、師匠である比古清十郎(福山雅治)だった。
剣心は比古に、飛天御剣流の奥義を教えてくれと頼み込む。
一方、甲鉄艦・煉獄で江戸に向かった志々雄真実(藤原竜也)たちは、途中で一つの村を襲撃。
政府を脅し、剣心を指名手配して処刑するように要求する‥‥。
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3作目にして完結編です。
監督は大友啓史さん。
戦闘シーンの迫力は前2作の通りで。
ワイヤーとCGを駆使し、スピード感とカメラアングルでみせる殺陣は、迫力十分!
時代劇の新しい可能性を感じましたよ。
さらには、藤原竜也さん演じる、志々雄の圧倒的な強さと存在感。
炎を身を焼かれ、怒りで心を燃やした、復讐心と憎悪の権化のようなあのキャラが、マンガから飛び出して来たようでした。
藤原さんの熱がすごい!
ストーリーの前振りは、前作で壮大にやってあったので。
すぐに本筋!という感じかと思っていたのですが。
意外にまったり進みまして。
さすがに修行のシーンが続くと、早く次に行っちゃってと思ってしまいましたよ。
と思いきや、後半は駆け足気味に。
剣心はもちろん、相楽左之助や斎藤一、四乃森蒼紫などが激突するクライマックスは、手に汗握る大迫力。
人気シリーズの完結編にふさわしいクライマックスだったのですが。
前作であれだけ存在感をにおわせていた、志々雄の手下「十本刀」の扱いが雑だったのが残念でしたね。
数人はフィーチャーされてましたけど。
それぞれバックボーンがあって志々雄側についているし、みんな個性的な戦い方をするので、もっと見たかったです。
そんなわけで、「るろうに剣心」終わってしまいました。
マンガ・アニメの実写化は、昔も今も期待外れに終わることが多いのですが。
僕はこの実写化、いっぱい楽しませていただきました。
面白かった~。
☆個人的見どころ
・志々雄つえぇ!
・奥義・天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)
・蒼井優vs武井咲(かわいさの話)