『ルパン三世』
かつてクレオパトラが所有していたという秘宝クリムゾンハート。
それが保管されているのは、超巨大要塞型金庫「ナヴァロンの箱舟」。
ルパン三世は、大怪盗のプライドをかけて、仲間たちとその要塞に挑戦。
しかしそこに、インターポールの銭形警部の追跡の手が‥‥。
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かつて、いや今でも、友達とのウダ話のお題によくあがり
間違いなく盛り上がるもの。
「名作アニメを実写化するなら、キャストは誰?」。
そのお題の一つであった「ルパン三世」が、ついに実写化(過去にもありましたが)です。
つまり、一つの答えが出たのですよ。
それがこちら↓
ルパン=小栗旬さん。
次元=玉山鉄二さん。
五ェ門=綾野剛さん。
不二子=黒木メイサさん。
銭形=浅野忠信さん。
なるほどなるほど。
キャストの是非は、もちろんあると思うんです。
長きにわたり、多くの人に愛されているアニメですから。
でも僕は、そこよりも
ストーリーの上での、各々の見せ場が、あまりにも少ないなと。
それがもう、どうしようもなく物足りなくて。
「ルパン三世」なんですから。
次元のクールな射撃テクニックや
五ェ門のとんでもない斬撃や
不二子のセクシーな裏切りに
「うっひょー!かっけー!」
と叫びたくなるシーンが欲しいじゃないですか。
しかも、満を持しての実写版なら、たっぷり観たいと思うじゃないですか。
それが、全然足りないんす!
いや、もちろんあったんですけど、どれも「ここ一番」というシーンではなくて。
特に銭形警部なんて、ただのがさつで鈍臭いおっさんみたいな描かれ方でしたよ。
残念過ぎます。
ルパンたちと共闘する、この映画オリジナルの仲間たちがいたのですが。
そこにアクションやストーリーを割くなら、元々の5人をもっとしっかりフィーチャーして欲しかったです。
せっかくの実写化なんですから。
「ルパン三世」ではない、アクションエンターテイメント映画としてなら、邦画としてはかなりの規模で。
おお!そこまでやってくれる!
と、思うシーンも少なからずありましたし。
キャストの皆さんは、すごくアニメのキャラを意識してらっしゃって、原作への愛を感じました。
特に小栗さんのルパンは、軟派と硬派が入り交じったルパンのキャラを、すごく自然体で好演してらっしゃいましたし。
だからこそ、全体のストーリーよりもまず、もっと個々のキャラを光らせて欲しかったっすなあ。
☆個人的見どころ
・そ~りゃないぜ~ふ~じこちゃ~ん
・笑う五ェ門
・埼玉県警