『プロミスト・ランド』
大手エネルギー会社の幹部候補であるスティーブ。
良質なシェールガスが埋まっている、田舎町のマッキンリーにやってきた。
賄賂を仕込み、町を掌握して、相場より安く採掘権を手に入れるためだ。
しかし、いつものように順調に行くと思われたスティーブの前に、予期せぬ困難が。
それをきっかけに、スティーブは仕事への信念が揺るがされて行く‥‥。
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アカデミー賞で2部門を取った「グッド・ウィル・ハンティング」。
そのガス・バン・サント監督と、主演のマット・デイモンが再タッグ!ということだそうですよ。
おそらく、世界中のあらゆるところで起こってるようなことで。
田舎町に、大会社の人間が現れ
「ここにエネルギーが埋まってますよ」
「原発を建てましょうよ」
「大工場を誘致しませんか」
などなど。
そしてそういう町は、自然が豊かではあるものの、金銭的には決して裕福ではなく。
「もっと裕福な暮らしをしたい」という人間と
「自然を大事にして、ゆったり暮らしたい」という人間が混在しているのです。
そんな街に現れ、現金をちらつかせてあっという間に採掘権を得るスティーブ。
この町も、いつものようにドライに、ビジネスを終わらせるつもりだったのに。
反対する人がいるのは、いつものことだったのですが
思いもよらない出来事に、「正しい」と思ってやっていた自分の仕事の根幹を、揺るがされてしまうのです。
スティーブと、町の住人の、両方の目線で観れる映画でしたね。
考えさせられましたよ。
エネルギー問題は、地球全体の問題ですから。
環境保護に目覚めたスティーブが、会社に反旗を翻すようなストーリーを思い描いていたのですが
終盤には、それより思わぬ展開が。
あの仕掛けはびっくりしたなあ。
でも、ラストはもうちょっとスッキリしたかったような。
素敵なラストだったんですけどね。
もうちょい。贅沢言ってすんません。
ちなみに僕は、エアコンより扇風機派なので、電気代節約のエコ派です。
ビールはキンキンに冷えてないと嫌やけどな!
☆個人的見どころ
・揺れるスティーブ
・美人教師が美人
・環境保護団体の男