マーベルコミック!



『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

プレイボーイで適当な性格のピーター・クイルは、宇宙を股にかけるトレジャーハンター。

ある日、惑星モラグの遺跡で謎の「オーブ」を発見し盗み出す。

実はそのオーブは、銀河を滅亡させるほどの力を持つパワーストーンだった。

その後、逮捕され、凶悪犯専用の刑務所に収容されるが、そこで知り合った4人の仲間とともに脱走。

しかし、そのオーブを狙う強大な悪の組織が5人に迫り‥‥。


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マーベルコミックスの異色作の実写映画化です。


何の予備知識もなく、どんな映画やろかいと思って観に行ったのですが

面白かった!


まず5人のメンバーが魅力的で。

アランは地球出身のチャラ男。

敵討ちのために戦うドラックスは、岩のような容姿で怪力だが不器用キャラ。

ゾーイ・サルダナ演じる美人の宇宙人は、超強い強化人間。

メカの天才で、二枚目なキャラのロケットはアライグマ。

そのロケットの相棒で、珍しい植物型宇宙人のグルート。声はなんと、「ワイルドスピード」シリーズのヴィン・ディーゼル!


そんな個性派ぞろいのメンバーは

まさに銀河版のハイスクール奇面組。

各々の目的も違えば、生き方も違うのに

いがみ合い、ぶつかり合い、いつの間にやらチームとしてまとまって行く姿に、グッと来ましたよ。


偉そうに行っちゃうと、脚本が良いんすな。

チームとして5人がまとまっていく過程

5人それぞれのバックボーン

銀河を滅ぼすパワーを持つオーブの争奪戦

それを狙う敵側にも物語があって。

そこに見え隠れする、主人公ピーターの生い立ち。


それらの混じり具合が、とても心地よくて。

整理されつつもハラハラさせられつつ進んでいくので

僕みたいな理解力に乏しい男でも、がっちり楽しめました。

ほんともう、ラストまであっという間。


映像もいいんすな。

派手な戦闘シーンもそうですが

いろんな星の人の姿かたちが、細かく描写されているところがグー。

そんな異星人たちが、同じ街で生活しているシーンなんて、子供の頃に初めてスターウォーズを観た時のワクワク感を思い出しましたよ。


僕の世代くらいなら、BGMにも掴まれますよ。

懐かしいヒット曲が目白押しで。

その音楽が使われる理由づけも、ちゃんとされてましたしね。


次作もあるのかな。あるんやろうな。

あったら絶対観に行く!



☆個人的見どころ

 ・銀河版奇面組

 ・史上最もクールなアライグマ

 ・アイ・アム・グルート!


(9月13日公開予定)