スピンオフ!


『次元大介の墓標』
東ドロア国で、秘宝リトルコメットを狙うルパンと次元。
しかし、盗難に成功するも、逃げる先々を読まれているかのように警察が。
さらには、ヤエル奥崎という最強のスナイパーが、次元の命を狙っていることも判明。
ヤエルは狙ったターゲットの墓を先に作るというが、墓場にはすでに次元の墓石もあった。

2人はやられる前にと、ヤエルのアジトに乗り込むが‥‥。

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27年ぶりの新シリーズとして、2012年にテレビで放送された「LUPIN the third 峰不二子という女」。

その小池健監督が、次元をメインにして新たに作った劇場版です。


これがもう

めっちゃカッコいい!


我々が子供の頃に見ていたルパンは

華麗で、ひょうきんで、スケベで。

そしてたまに見せる、ハードボイルドな一面。

そのハードボイルド部分がかなり濃い目で、ずいぶん大人向けの仕上がりになっておりました。


昔のテレビ版は、子供も楽しめる作りになってたと思うのですが

これはもう、そこを排除してますよね。

大人向け。大人のルパンⅢ世。


ルパンがよく言う軽口も、どこかしらキザで。良い意味ですよ。

最近では滅多に見れない、不二子ちゃんのおつぱいも遠慮なしに出て。

肝心の次元は、いつもクールで渋いんですが、そこさえも割増でしたし。


ルパンと次元の距離感がいいんすな。

ただのビジネスパートナーだと言いつつも、お互いを絶対的に信頼していて。

馴れ合いな部分は一切出さないけど、自分のパートナーはこいつしかいない!という信頼関係が感じられるのです。


ルパン好きの中で、次元が嫌いという人はほぼゼロだと思いますが。

次元ファンならずとも、おすすめですよ。


テレビシリーズ2話分の尺やったんですけど。

これは、パイロット版とか、そういうことなのだろうか?

五右衛門や銭形のとっつぁんは、ほぼ出てなかったので。

彼らの活躍も含め、ぜひともまた、小池監督のルパンⅢ世が観たいです。



☆個人的見どころ

 ・ハードボイルドなルパンと次元

 ・不二子ちゃんピンチ!

 ・「ロマンに欠ける」